ANA Inspiration of Japan

ANA Travel & Life

子供と一緒に海外旅行!
~機内の過ごし方 不安解決マニュアル~

2015.09.17ANAオリジナル

ANAオリジナル
出発前の親子

子供ができて、日々育児に追われる毎日を過ごしているママ&パパ。ときどき「海外旅行に行きたいなぁ~」なんて思いませんか?

いろいろと旅先を思い描いて想像を膨らませたところで、ふと「うちの子供たち、飛行機でじっとしていられるかしら?」と心配に。子供たちが大きくなるまでは海外旅行はお預け…とあきらめてしまいがちです。

でもグローバル化で海外が身近になっている今、感受性豊かな子供たちにこそ多様性に満ちた世界を見せてあげたいって思うママ&パパは少なくないはず。
そこで子供ができて海外旅行をためらっているママ&パパの不安を解決すべく、まずは最大の難関となる機内の過ごし方をママ旅ライターが指南します!

Text by
Hikaru Arasawa

子連れ海外旅行の大原則 ~フライトの選び方~

キャリーケースを引く子供

機内で子供がぐずったらどうしよう、じっとできずに騒いだらどうしよう…。旅する前から、ママ&パパはドキドキハラハラ。ついインターネットで「機内 子供 ぐずったら」なんてキーワードを入れて検索したりしてませんか?
どんなに準備しても、対策を練っても、それでもぐずっちゃうのが子供。ですから最初のうちは、飛行時間が短く、直行便で行ける旅先を選ぶのが大原則です。初めての海外旅行であれば時差も少なく3~5時間で行けるエリアがおすすめです。子供連れの旅行者も多く、それだけでもママ&パパはホッとしますよね。
そして言葉やサービスの面から、日系の航空会社が断然安心です。

また飛行時間だけでなく、目的地へ行く飛行機の出発時間帯も考慮しましょう。ここは意見が分かれるところですが、夜間のフライトと日中のフライトのどちらを選ぶか(選べない旅先もありますが)は大切なチェックポイントなんです。

夜間のフライトであれば子供がぐっすり眠ってくれるというメリットがありますが、万が一静まり返った機内で子供が夜泣きをはじめたら…。と、親としてはちょっと冷や汗もののデメリットも。特にフライト時間が短い旅先ですと、熟睡タイムに起こさなくてはならないのも気になります。

一方、日中のフライトの場合は、まだお昼寝をする小さな子供であれば、うまく飛行機の中で寝られるように時間調整すればOK。旅の興奮も手伝って、お昼寝をしない子でも意外に寝てくれるもの。また何か熱中できることがあれば、あっという間に目的地です。でも活発な年代の子供ですと、日中のフライトは時間と体力を持て余してしまうかもしれません。

目的地への出発時間にチョイスがある場合は、子供の性格や嗜好、さらにフライトの所要時間を考慮してベストな時間帯を選んでくださいね。

0歳児のフライト チェックポイント

お母さんと景色を眺める赤ちゃん

ママ&パパの準備は大変かもしれませんが、赤ちゃんとのフライトは案外楽です。泣くことはあるかもしれませんが、たいていは授乳やミルクで治まりますし、頻繁にお昼寝をしてくれます。親の気苦労を除けば、意外にも中距離フライトぐらいは大丈夫かもしれません。ただし普段とは異なる雰囲気や気圧の変化などに敏感に反応する赤ちゃんも少なくないので、常に配慮は欠かせません。

航空会社では、事前に申し込めば座席の前の壁面に取り付ける簡易ベビーベッド(*1)を用意してくれます。ずっと抱いている必要がなく、親の負担がかなり軽減されるので、これはぜひとも活用したいサービスです。ただし10kg以下の子供が対象ですのでご注意ください。
さらに事前申込みで離乳食のベビーミール(アレルギー対応も)も用意してくれますが、食べ慣れたものがあるなら持っていくに越したことはありません。機内には粉ミルクや紙おむつの用意もあります。でも数に限りがあるのでできれば普段飲み慣れたもの、使い慣れたものを機内に持ち込んだほうが安心です。

そしてママとしては、気になるのがおむつ替えですよね。親は慣れているかもしれませんが、狭い機内では少しのにおいでも気になるもの。おむつ交換は必ず化粧室で行いましょう。機内にはおむつ交換台付きの化粧室があります。搭乗時に席から近い交換台付きの化粧室の場所を聞いておくといいでしょう。
使用済みのおむつは化粧室のごみ箱に捨てて構わないのですが、消臭タイプのビニール袋などに入れて捨てるのがマナーです。

安全面ではひじ掛や座席ベルトの金具、化粧室の扉などに子供が指を挟まないよう、注意して見てあげてくださいね。

*1 座席や数に限りがあり、機種やクラスによっては利用できないこともあります。

1~2歳児のフライト チェックポイント

飛行機を眺める赤ちゃん

子連れ旅行のフライトで、一番苦労するのがこの年代です。いわゆるイヤイヤ期まっただ中の時期ですね。

この時期の子連れ海外旅行は、基本的にフライト時間が短い旅先を選ぶようにしましょう。そして搭乗前に空港のキッズスペースなどでたっぷり遊ばせ、機内でのお昼寝を促すようにすれば完璧です。機内にも子供向けサービスとして絵本やおもちゃを用意していますが、さらにあの手この手で子供の気を引き、機内で集中できるものを用意するのがポイントです。

例えば普段触らせていないスマホやタブレットを与えて知育ゲームや映画を楽しませたり、シールなどで遊べる絵本や新しいぬり絵などで気を引いたり。または普段与えないおやつやドリンクを与えたり…。気流が安定しているときであれば、少し席を離れて気分転換をさせるのもいいですね。

さらにおむつが外れていても、まだ不安が残る子供には機内ではおむつをはかせておくと安心です。シートベルト着用サインが出ている際の、急な「おしっこ!」にも慌てずにすみます。

事前申込みで用意してくれるチャイルドミールは2歳以上12歳未満の子供を対象としています。ただし2~5歳程度の子供向けに軟らかく食べやすいメニューになっているので、食べ盛りキッズ(12歳未満)は大人と同じ機内食のほうが満足いくかもしれません。ママ&パパシェフが「食育」と「デコ弁」をテーマに開発したANAのチャイルドミールは子供たちに大好評。成田・羽田発の全路線で提供(*2)しているので、ぜひ試してみてください!

*2 事前申込みが必要。デコ弁風のチャイルドミールは名古屋、ロサンゼルス、ホノルル、バンコク発便でも用意しています。

3歳以上のフライト チェックポイント

飛行機の中でおとなしくする女の子

子供にもよりますが、3歳も過ぎるとわりと周りの空気を察し、親のいうことも素直に聞くようになってきます。少し長いフライトにも挑戦できるようになってくるので、旅先の選択肢も増えてきます。

3歳ぐらいになると、ちょうど足を伸ばすと前の座席に当たるようになります。そこで子供の座席を蹴る行動には気を付けたいものです。また、テーブルを開けたり閉めたりする行為にも注意。いずれも好奇心旺盛な子供ならではの行動ですが、前の席に座っている人は落ち着きません。これは普段からしてはいけないことと言い聞かせることが大切。さらに席についたときに「前の席を蹴らないお約束ね」などと再確認させると効果的です。
おしゃべりが上手になってくるのも3歳ぐらいからですよね。つい興奮して声が大きくなってしまいます。まずは大人がお手本となり、穏やかに静かに話すように促しましょう。
スマホやタブレットにじっくり集中してくれるのも3歳ぐらいからですので、目新しいアプリをダウンロードしておくといいですよ。主要路線に搭載されている個人用TVモニターも子供たちの興味を引きます。アニメやゲームなど、子供向けのプログラムもたくさん用意されているので、ぜひチェックしてください。ときに親より先に上手に使いこなしていたりして、ビックリします。

最後にどの年代に対してもいえることですが、気圧の変化で耳が痛くなりぐずってしまうことがあります。キャンディーをなめることである程度解消されます。ジュースや吸うタイプのゼリー飲料などもおすすめ(液体物は機内に持ち込める量に規定があるのでご注意ください)。機内は快適な温度に保たれていますが、食べこぼしなども考慮して羽織るものを含めて着替えを一式用意しておくと安心です。

親も子供も笑って過ごす子連れフライトの鍵

お子様用の機内食

子供と一緒に海外旅行。ママ&パパもつい神経質になってしまうかもしれませんが、心配しないで。いつもより少し、周りへ配慮することを心がけていれば大丈夫!
着席して落ち着いたら、まずは周囲の人に「お騒がせするかもしれませんが…」とひと声挨拶を。これだけでもずいぶん周りの対応も変わります。
またもし子供が何か迷惑をかけるようなことをしてしまったら、一言「すみません」とお詫びの気持ちを伝えるといいでしょう。
あとはママ&パパがリラックスしていれば、きっと子供たちも楽しく過ごせるはずです。

さらに、子供もママ&パパも快適でストレスのないフライトを楽しんでほしいというのは、客室乗務員の方々の願いでもあります。何か困ったことがあれば、客室乗務員に気軽に相談し、味方につけるといいですよ。
例えば泣き続ける子供に手を焼いているとき。客室乗務員に声を掛けられることによって落ち着く子供もいるでしょう。そんなときは、「やさしく声をかけてあげてください」とか「毅然とした態度で声をかけてあげてください」などと、子供の性格にあわせてお願いしてみるといいでしょう。声を掛けたことによって逆効果になるケースもあるので、客室乗務員の方々もどのように対応すべきか判断しにくい場面が多いようです。ですので、力になってほしいことがあったら、ママ&パパから気軽に声を掛けてみてください。

子供とママとパパ、みんなが笑顔で旅を楽しめますように。