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ドイツ世界遺産を縦断!
ライン川クルーズで古城巡り

2018.04.19ANAオリジナル

ANAオリジナル
ドイツ世界遺産を縦断!ライン川クルーズで古城巡り

ドイツといえば、古城。それも、大自然をバックにそびえる古城のイメージがありませんか?ライン川の古城群も、大自然とセット。「父なる川」ラインの雄大な景観のなかに驚くほどたくさんの歴史的建造物があり、ヨーロッパの歴史とロマンを感じさせてくれます。世界遺産にもなっているこの流域を、クルーズ船で縦断しながら優雅に絶景を楽しめるライン川クルーズ。空の玄関口フランクフルト国際空港やデュッセルドルフ空港からもアクセスしやすく、ショートトリップとしても大人気です。今回はそんなライン川クルーズのなかでも特におすすめコースをご紹介します。

Text by
Aida Akiko(minimal)

ライン川流域そのものが世界遺産!

スイスアルプスから、フランスとドイツの国境付近を北上しオランダを通って北海へと流れるライン川
スイスアルプスから、フランスとドイツの国境付近を北上しオランダを通って北海へと流れるライン川

ヨーロッパの大動脈、ライン川。先史時代から堤防や集落がつくられ、12~13世紀の神聖ローマ帝国時代を中心に栄えました。中世の歴史ある建物や街並みが楽しめるとあって、今では観光を目的としたたくさんのクルーズ船が運航しています。なかでもビンゲン・アム・ライン~コブレンツ間の約65kmは独特の景観、歴史・文化的価値を認められ、2002年に「ライン渓谷中流上部」として世界遺産に登録されています。

おすすめコースはリューデスハイム~コブレンツ

ライン川のクルーズ船はマインツからケルンまで約185kmを往復しています。でも、一番のおすすめはリューデスハイムから乗船し、ビンゲン・アム・ライン~コブレンツ間の「ライン渓谷中流上部」を下る、直行すると約1時間40分のルート。古城はもちろん、「ローレライ」「ラインの大蛇行」「ドイツの角」と、ライン川を代表する見所のつまったコースです。

ワイン醸造の街リューデスハイム。高台からはブドウ畑の向こうにライン川を見渡せる
ワイン醸造の街リューデスハイム。高台からはブドウ畑の向こうにライン川を見渡せる

リューデスハイムは、ドイツの空の玄関口フランクフルトから電車で約1時間。ワイン醸造で有名で、一面のブドウ畑を見渡せるゴンドラに乗ったり、ワイナリーを訪れたりと、街歩きのお楽しみもたくさん。世界一陽気な小路といわれる「つぐみ横丁」は、乗船前後に要チェックです。

リューデスハイムの中心部にある約150mの「つぐみ横丁」。ワイン酒場やレストラン、土産物屋が軒をつらねる(写真提供/トリップアドバイザー)
リューデスハイムの中心部にある約150mの「つぐみ横丁」。ワイン酒場やレストラン、土産物屋が軒をつらねる
(写真提供/トリップアドバイザー)
4月から10月の観光シーズンはフル稼働の大型船(写真提供/トリップアドバイザー)
4月から10月の観光シーズンはフル稼働の大型船
(写真提供/トリップアドバイザー)

ライン川は数社のクルーズ船が運航していますが、ほとんどがレストランも備えた大型船。特にKD社のクルーズ船がメジャーです。沿岸の街に停船しながら進むので、1日乗り放題チケットで乗り降りしながら、1日かけてクルーズを楽しみましょう。

KDライン
4月第1土曜~10月最終日曜まで運行
URL:https://www.k-d.com/

いよいよ出発! 次々にあらわれる美しい古城

17世紀から廃墟となっているエーレンフェルス城。ビンゲン・アム・ラインの街の対岸、急斜面にたたずむ
17世紀から廃墟となっているエーレンフェルス城。ビンゲン・アム・ラインの街の対岸、急斜面にたたずむ

出発してほどなく対岸のビンゲン・アム・ラインの街に到着。ここからが、世界遺産の流域。怒涛の古城ラッシュが始まります。エーレンフェルス城が右岸に見えた後は、古城は左岸に集中しています。シャッターチャンスをねらうならデッキ左側がおすすめです。

王族の避暑地、盗賊の巣窟、ユースホステル…城の歴史は波乱万丈

ライン川で最も美しいとされる、ラインシュタイン城
ライン川で最も美しいとされる、ラインシュタイン城

ビンゲン・アム・ラインを出発してまもなく、左側に見えてくるラインシュタイン城はライン川で最も美しいとされる古城のひとつ。13世紀後半にライン川の通行料を徴収するために建造されました。その後戦乱による破壊と修復を繰り返し、19世紀にはプロイセン王国によって復元され、王族が夏に滞在したといわれています。現在は、ホテルとして宿泊でき、なんと結婚式を挙げることもできます。

かつて盗賊の巣窟として悪名高かったライヒェンシュタイン城(写真提供/トリップアドバイザー)
かつて盗賊の巣窟として悪名高かったライヒェンシュタイン城
(写真提供/トリップアドバイザー)

11世紀に建造され古い歴史を持ちながら、13世紀には盗賊の巣窟となったため都市同盟に滅ぼされたライヒェンシュタイン城。その後再建されるも17世紀にはフランス軍の侵攻で再び破壊。その後も修復と破壊を繰り返しました。

現在はユースホステルとなっているシュターレック城
現在はユースホステルとなっているシュターレック城

シュターレック城は12世紀にケルン大司教領の拠点として築かれ、王家の婚礼も行われた華やかな城。三十年戦争で破壊されたものの再建されて、現在はドイツで最も美しいといわれるユースホステルになっています。