
空港での時間も旅の一部

若い頃は旅行でも出張でも、お土産を買うということをほとんどしませんでした。なにか特段のポリシーがあってそうしていたわけではありません。強いていうなら、20代はそれほど経済的に余裕がなかったし、一人暮らしで、例えば特産品を持ち帰っても、もて余してしまうということもあったかもしれません。それに荷物は少ない方がスマートだと思っていたフシもあります。いつも身軽でいたかったし、ただまっすぐに前に進むことだけを考えていた気がします。若かったのでしょう。
それが変わったのは一緒に暮らす人ができてからです。仕事であちこち出かけるたび、たいてい帰り際の空港から、携帯に写真付きのメッセージが送られてきます。「これ買ったよー」の時もあれば、「あれとこれとどっちがいい?」の時もあります。
今では私もすっかり感化されてしまいました。以前はフライトの直前に空港に到着して、さっさと手続きを済ませて飛行機に乗り込んでいましたが、今は余裕をもって空港へ行き、お土産を吟味したりお茶を飲んだり、空港で過ごす時間も旅の一部として楽しんでいます。
お土産を選ぶ幸せ

大規模リニューアルされた伊丹空港に早めに到着し、様変わりした空港内を探検。
何か新しいお土産はないかと、ANA FESTAに立ち寄った時、「大阪サックリスター」というお菓子を発見しました。なんでもANA FESTA限定商品で、有名な辻製菓専門学校の学生さんのアイデアをもとに作られたお菓子なんだとか。
気になって購入しましたが、これが大成功。パイ生地はバターがたっぷりでサクサク、ドライフルーツやナッツが綺麗にトッピングされていて、うっとりしつつもほおばるスピードが落ちません。
「発見した!トッピングが3種類だから、先から食べていくと3種類の違う味になる!」
という家族の声は時すでに遅く、私は一気に食べてしまった後……大笑いされましたが、旅の最後まで楽しい時間を過ごせました。
誰かの喜ぶ顔や、楽しいひとときを想像しながら、心ゆくまでお土産を選べるということは本当に幸せなことなのだと、遅ればせながら、しみじみと実感しています。
ちなみに、全国32のANA就航空港にあるANA FESTA(ギフトショップやフードショップ)では、ANAマイレージクラブカードを提示するだけで100円(税抜き)につき1マイルが貯まり、クレジット機能付きのANAカードで決済すると1,000円(税込み)以上のお買い物で5%の割引のうえ、クレジットカード会社のポイントとは別に200円(税込み)につき1マイルが貯まります。ANA Payでの決済でもANAカード同様に、チャージや決済分のマイルとは別に「ANA Payマイルプラス」のマイルがさらに貯まります。
空港に着いて満足するまでお土産を買ったら、軽く食事をしてコーヒーで一息…なんて時も、ANAカードやANA Payで決済すれば、おトクにマイルが貯まります。皆さんもぜひ利用してみてくださいね。