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旅を快適にしてくれる!
洗濯ハカセ直伝、旅先でのカンタン洗濯術

2018.07.19ANAオリジナル

ANAオリジナル
旅を快適にしてくれる! 洗濯ハカセ直伝、旅先でのカンタン洗濯術

長期の旅行や、家族で旅行に出かける場合など、持っていく荷物の量が気になる時は、宿泊先で洗濯したくなりますよね。ランドリーサービスを利用するという手もありますが、価格、仕上がり、海外の場合は言葉に不安があったり…。そこで、洗濯の達人・洗濯ハカセに、旅先で手洗いするコツ、持っていくと便利な洗濯グッズを教えていただきました。

Photo by
Midori Shimamura
Text by
Momoko Hirata(verb)

旅先での快適な洗濯ライフは、衣類選びから

「洗濯ハカセ」として活躍するクリーニング師の神崎健輔さん。ご自身も荷物を軽量化するために、宿泊先のホテルでよく洗濯をするのだそう。ハカセによると、旅先での快適な洗濯ライフは、荷造りの時点から始まっているとのこと。

「衣服を選ぶ時は、綿素材のものよりポリエステルやナイロンを使った合成繊維など、乾きやすい素材の衣類を持っていくといいですね。これだけで、旅先での洗濯がグッと楽になりますよ」(神崎さん、以下同)

また、洗うもの、洗わないものをしっかり見極めるのもコツ!

【洗うもの】下着類、靴下、インナー、Tシャツ・ブラウスなどのシャツ類

「すすぎや脱水も容易にしやすく、一晩で乾くので旅先での洗濯に適しています。薄手で乾きやすい素材であれば、チュニックやカジュアルなワンピースも洗えますよ」

【洗わないもの】ジーンズ、厚手のトレーナー、パーカー

「乾くまでに時間がかかるので、旅先での洗濯には不向きです。一晩で乾燥させることが出来ず、バッグに入れて移動してるうちに他の衣類を湿らせたりして、逆に荷物になってしまう可能性も。多少の汚れは許容して、洗わない前提で持っていきましょう」

【ステップ1】洗面台にお湯をため、押し洗い

洗面台の底に、押し付ける様にプッシュするのがポイント!
洗面台の底に、押し付ける様にプッシュするのがポイント!

それでは早速、洗濯ハカセに洗濯の手順を教えていただきましょう。

「まず洗面台にお湯をためて小さじ1程度の洗剤を投入し、洗濯液をつくります。しっかり洗剤を溶いたら、衣類を洗面台に沈めれる程度の大きさにたたみ沈めます。軽く5回ほど両手で押したら、(衣類の)端を持って水の中から引き上げます。上下をひっくり返し、洗濯液の中に沈めて再度5回ほどプッシュ。これを上下5回ずつ繰り返し、しばらく放置します。押しながら洗うことで、洗濯液が繊維の中を通過して汚れを落としてくれますよ。その後、きれいな水に入れ替えて、5回押して引き上げる作業を5回ほど繰り返します」

洗面台がなければ、レジ袋でシャカシャカ洗い

浅漬けを作るように揉んだり、思いっきり振る!
浅漬けを作るように揉んだり、思いっきり振る!

滞在先のホテルによっては洗面台の栓がなかったり、そもそも洗面台がない場合も(涙)。そんな時はどうすれば?

「レジ袋やチャック式ビニール袋があれば、大丈夫。袋にお湯を入れて洗剤を溶かし、折りたたんだ衣類を入れて、浅漬けを作るように揉んだり、口をしっかり握ってシャカシャカ振り回しましょう。5分ほど振ったら、きれいな水に入れ替えて、同じ要領で繰り返せばOK。こんな簡単な方法でも、汚れはすっきり落ちますよ」

【ステップ2】脱水は、おにぎりを握るように絞る

すすぎが終わったら、しっかり絞って水気を落とします。

「とはいえ、雑巾を絞るように強く絞ると衣類の生地が傷んだり、余計にシワをつけてしまうため注意が必要です。小さく折りたたみ、おにぎりを握るように絞りましょう」

次の日に使う衣類があれば、「速攻脱水」をお試しあれ。

「方法は簡単。乾いたバスタオルやフェイスタオルで衣類を挟んで、上から押すか、足で踏むだけ。タオルに衣類の水分を吸収させることで、手で絞っただけの時と比べて乾くスピードはかなりアップします。とても便利で簡単なので、ぜひ試してみてくださいね」

タオルを広げた後、衣類を入れて包み、手や足で押して水分をしぼり取る
タオルを広げた後、衣類を入れて包み、手や足で押して水分をしぼり取る

【ステップ3】洗濯ロープを使って部屋干し!

最後に、衣類を干して乾くのを待ちましょう。お風呂場に干しがちですが、実はベストではないようです。

「お風呂場は確かに換気がきいていますが、洗濯する前にお風呂を使用した場合、湿度が高くなるため、あまり適していません。それよりもベッドルームに干すほうが、乾燥対策にもなるのでおすすめです。洗濯用のロープを持参しておき、家具やカーテンレールなど適当な場所に固定して、ハンガーや洗濯ばさみを使って干しましょう。エアコンがある場合は、エアコンから出る風の通り道にロープを張るといいですよ。また、室内の換気扇をオンにしたり、窓を開けて空気の入れ替えをするとより乾きやすくなります」

タオルは「マント干し」が効果的!

干し場所に加え、干し方も工夫すると、乾燥のスピードはアップするそう。

「洗濯物は間に空気が入るほど早く乾くので、洗濯物同士はこぶし1個分離し、重なる部分を少なくしましょう」

衣類内の空気を流れやすくするため、ハンガーの間隔はこぶし1個分あける
衣類内の空気を流れやすくするため、ハンガーの間隔はこぶし1個分あける

「タオルは、半分に折りたたんでハンガーやロープにかけて干す方が多いと思いますが、『マント干し』がおすすめ。タオルの短い辺を持って、ハンガーにマントをかけるように羽織らせ、マントの頂点の結び目を洗濯ばさみで挟むだけ。重なっている面積がほとんどないので、速乾性があり、乾きやすくなりますよ」

縦に長いのが不都合だったり、洗濯ばさみがない場合は、横長の辺を肩がけにしても
縦に長いのが不都合だったり、洗濯ばさみがない場合は、横長の辺を肩がけにしても