ANA Inspiration of Japan

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【空飛ぶレストラン】「安心」「おいしい」
機内食でおもてなし ANAの特別機内食がすご過ぎる!

2017.01.19ANAオリジナル

ANAオリジナル
ANA機内食

機内食といえば“フライト中最大のお楽しみ”という人も多いはず。ANAは、世界最高評価「5スター」を日本で唯一獲得しているエアラインのサービスの一環として、さまざまなお客様に安心しておいしく召し上がっていただける機内食を提供しています。赤ちゃんや子どもから、健康上や、宗教的制限がある方まで、ANAの機内では事前にオーダーすることで自分に合った“おいしい機内食”を召し上がっていただきたい。そんな思いから、ANAの「特別機内食(スペシャルミール)」は2016年12月1日よりさらにパワーアップしました。日本の航空会社ならではの、細やかな心遣いに溢れた特別機内食の全貌をレポートします。

Photo by
Masashi Yoshikawa
Text by
Shifumi Eto

“デコ弁”と“食育”をテーマにした子どもが喜ぶチャイルドミール

かわいすぎるチャイルドミール。残念ながら大人は対象外
かわいすぎるチャイルドミール。残念ながら大人は対象外

まずはキュートなビジュアルがSNSでも大きな話題になっている子ども向けメニューから。ANAの国際線では、アレルギー対応食を別にすると、0~1才の赤ちゃん向け「ベビーミール」と、2~5才の子ども向け「チャイルドミール」の2種類を提供しています。
「ベビーミール」の一例は、瓶詰めのピューレやスープといった離乳食。赤ちゃんは、大人と違って一度にまとめて食事をとるのが難しいので、赤ちゃんそれぞれに合ったタイミングで適量を食べさせられるように、ピューレはあえて常温でも保存のしやすいフタ付きの瓶詰めのまま提供しています。
「チャイルドミール」は、カラフルなデザインが楽しい“デコ弁”がコンセプト。実際に子育てに奮闘しているANAのシェフたちが、“パパママシェフ”チームを結成し、わが子の笑顔を思い浮かべながらメニューを作っています。そんな「チャイルドミール」の裏テーマは「食育」。子どもの成長に不可欠とされるカルシウムやビタミンを多く含む食品や、栄養豊富な野菜をふんだんに使い、全体の栄養バランスを整えています。さらに子どもの頃から素材の味に親しめるよう、味つけを薄めにするなど工夫しています。

また、あえて子供達の苦手な野菜も取り入れています。楽しく食べて好き嫌いを克服し、客室乗務員に褒められれば、ANAの空の旅での成長が想い出になりますね。

「子どもに喜んでもらいたい」とANACではスタッフが大奮闘!
「子どもに喜んでもらいたい」とANACではスタッフが大奮闘!

ANAの機内食を手がけるANAC(ANAケータリングサービス)では、野菜をかたどったかわいいカマボコを発見しました。「小さなお子さんにとって、狭い機内でおとなしく座っていなければならない時間は退屈でしょう。空の旅を少しでも楽しんでいただくために、これ何かな?と食べものにも興味を持ってもらいたいですね」と担当スタッフ。「チャイルドミール」はかわいらしく楽しげに見えるように、心を込めて盛りつけているそうです。

「ベビーミール」はパッケージまでかわいい
「ベビーミール」はパッケージまでかわいい

ちなみに「チャイルドミール」の対象年齢は、前述した通り2~5才までですが、希望により6~11才までの子どもも申し込み可能です。これなら小学生のお兄ちゃんと幼稚園のちびちゃんが同じ機内食を食べられるので、兄弟ゲンカにならなくて安心ですね。

世界のさまざまなライフスタイルを尊重した「ベジタリアンミール」

12月1日より新登場した「オリエンタルベジタリアンミール」(エコノミークラス)
12月1日より新登場した「オリエンタルベジタリアンミール」(エコノミークラス)

続いては記者もときどき利用させていただく「ベジタリアンのお食事」。12月1日に東洋風に味つけした「オリエンタルベジタリアンミール」が加わり、全5種類がラインナップされました。「ベジタリアンミール」は、肉類や魚類は使いませんが、卵や乳製品は使ったものもあります。「厳格なベジタリアンミール」は、肉、魚、卵、乳製品、蜂蜜など動物由来の食品は一切使用しません。「ベジタリアンヒンズーミール」はインド風のベジタリアンミールで、スパイシーなベジタリアン料理のコンビネーション。肉、魚、卵は使用しませんが、乳製品は含まれます。「ベジタリアン・ローミール」は、生の果物と野菜以外の材料は一切含まないミール。高度加工食品、添加物、保存料を含まないメニューで、加熱した果物や野菜、動物性食品、動物由来製品も使用しません。新メニューの「オリエンタルベジタリアンミール」は、東洋風に調理した菜食。動物性食品や動物由来製品、卵、乳製品は一切含みません。

国際線ビジネスクラスの軽食で提供されるベジタリアンサンドイッチ。すべて手づくりで見た目の美しさも大切にする
国際線ビジネスクラスの軽食で提供されるベジタリアンサンドイッチ。すべて手づくりで見た目の美しさも大切にする
国際線ビジネスクラスの軽食で提供されるベジタリアンサンドイッチ。すべて手づくりで見た目の美しさも大切にする

欧米や東南アジアには、健康上や宗教上の理由のほか、ライフスタイルとしてベジタリアン生活を選ぶ方も大勢います。ANAのバリエーション豊富な「ベジタリアンのお食事」は、さまざまなライフスタイルを選ぶお客様を尊重した、トップクラスの機内食です。

国際線ビジネスクラスのベジタリアンメニューの一例
国際線ビジネスクラスのベジタリアンメニューの一例
国際線エコノミークラスのベジタリアンメニューの一例
国際線エコノミークラスのベジタリアンメニューの一例
国際線ビジネスクラスのベジタリアンメニューの一例。ミシュラン2つ星つきの有名店とのコラボレーションメニューも
国際線ビジネスクラスのベジタリアンメニューの一例。ミシュラン2つ星つきの有名店とのコラボレーションメニューも

健康に配慮しても“おいしい”を諦めない!種類豊富な「健康に配慮したお食事」

飛行機に乗るお客様の中には、健康に配慮した食生活を送っている方もたくさんいます。そのような方のために用意されているのが「健康に配慮したお食事」。12月1日より「低乳糖対応ミール」「フルーツプレートミール」「シーフードミール」の3種類が投入され、全9種類にパワーアップしました。

12月1日に新登場した「低乳糖対応ミール」(エコノミークラス)
12月1日に新登場した「低乳糖対応ミール」(エコノミークラス)

「糖尿病対応ミール」は、脂肪分の少ない赤身の肉や繊維質の多い食物、新鮮な野菜、フルーツ、パン、シリアルなどで構成された糖尿病のお客様のためのお食事。「低塩ミール」は生野菜、クラッカー、パスタ、脂肪分の少ない肉、低カロリーのマーガリン、繊維質が多く塩分の少ないパン、フルーツ、サラダが多く使われています。一回の食事のナトリウムが抑えられた、高血圧や心臓病、腎臓病をお持ちのお客様のお食事です。「低脂肪ミール」は、生野菜や脂肪分の少ない肉・魚、マーガリン、低脂肪の乳製品、繊維質の多いパンやフルーツなどが添えられています。脂肪やコレステロール含有物を制限したお食事で、卵黄は含まれません。「低カロリーミール」は、1食あたり400kcal未満、24時間以内の摂取カロリー1200kcal以内を目安として調整したお食事。「ブランドミール」は、消化しやすく薄めの味付けで、やわらかい食材を使ったメニュー。揚げ物や味の濃い料理、黒胡椒、チリパウダーなどの刺激が強い食品は使用しない、胃腸疾患のある方のためのお食事です。「グルテンフレンドリーミール」は、グルテンを含む穀物類(小麦、ライ麦、カラス麦、大麦、ライ小麦、スペルト小麦)やグルテンを含む穀物を原料とした食品(粉、スターチ、セモリナ)といったグルテンを含む原料や食品を含まないメニュー。グルテン不耐症に配慮した食事です。「低乳糖対応ミール」は、乳糖制限食が必要なお客様のためのお食事。乳糖の源である乳製品や乳製品由来食品は使っていません。ちなみに牛乳アレルギーを持つお客様のお食事には適していません。

「フルーツプレートミール」は、添加物や保存料を一切含まない果物を使用した、果物だけの食事を希望するお客様のためのお食事。「シーフードミール」は、肉製品は一切含まず魚介類(魚類・甲殻類)を使ったお食事です。

12月1日に新登場した「フルーツプレートミール」(エコノミークラス)
12月1日に新登場した「フルーツプレートミール」(エコノミークラス)
12月1日に新登場した「シーフードミール」(エコノミークラス)
12月1日に新登場した「シーフードミール」(エコノミークラス)

「機内食も安全第一」と考えるANAは、「アレルゲン対応のお食事」も提供しています。ご用意しているのは、7品目アレルゲンである「小麦、蕎麦、乳製品、卵、落花生、エビ、カニ」を使用しない「7品目アレルゲン対応食」と7品目アレルゲンのほか、アワビ、イカ、いくら、オレンジ、キウイフルーツ、牛肉、くるみ、サケ、サバ、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、まつたけ、もも、やまいも、りんご、ゼラチン、ごま、カシューナッツを使用していない「27品目アレルゲン対応食」の2種類。ピーナッツ(落花生)アレルギーのお客様のために、コードシェア便を除くANAグループ運航国際線・国内線で提供する飲食物には、ピーナッツを食材として選ばず、取り除く努力もしています。

記者は数年前、外国のエアラインのエコノミークラスで、おつまみはピーナッツ、温かいメインディッシュはポテトとパスタと煮込んだ牛肉、サイドディッシュはマカロニサラダとパンとバターという機内食をビールで流し込んでいたら、お隣の老婦人にこう言われたことがあります。「健康でうらやましいわ。私は健康上の理由で食事に配慮しているけれど、機内には液体物を持ち込めないから、食べられるものがあまりないの」。あの老婦人にANAのスペシャルミールのことを教えてあげたいと、いましみじみ思い出します。

さまざまな宗教の約束ごとを守った安心できる「宗教対応のお食事」

訪日外国人旅行者が増えたことにより、日本でも近ごろ耳にするようになった約束ごとなどを守った「宗教対応のお食事」。ANAでももちろん宗教のルールに則ったお食事を提供しています。「ヒンズーミール」は、牛肉のほか豚肉も避け、ゆでた魚、鶏肉、羊肉、魚介類、米、フルーツなどを使ったお食事。調理の際にアルコールは使わない、牛肉を口にしないヒンズー教徒のためのお食事です。「イスラム教徒ミール / モスレムミール」は、豚肉を使用した製品やゼラチン、お酒、アルコールから抽出した香味成分、ウロコやヒレのない海洋生物の肉は使用せず、「ハラール」というイスラム教の規定と習慣に則って用意されたお食事です。「ユダヤ教徒ミール」は、ユダヤの掟によって調理され、祈りを捧げられたユダヤ正教信者のためのお食事で、機内では必ずシール封を切らずに提供しています(一部対応できない空港も)。「ジャイナ教徒用ベジタリアンミール」は、魚・卵・乳製品など動物性のものに加え、根菜も使用しないジャイナ教徒のためのお食事です(一部対応できない空港も)。世界に信頼されるANAの機内食だからこそ、どんな宗教のお客様でも安心して食事をとることができるのです。

なお、特別機内食(スペシャルミール)は、いずれも受付期限内に、ウェブサイトや電話での事前予約が必要です。一部の機内食は、電話でのみ予約を受け付けています。