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掲載日:2018.05.24

働く人の出張めし〜広島で必ず食べるべきご当地限定グルメ6軒〜

出張先での楽しみといえば、現地でのごはん。仕事が目的とはいえ、せっかく地方へ来たのならご当地のおいしいものを食べて帰りたいですよね。しかも、地元の人も通う穴場や名店のグルメにありつけたらなお最高! そこで、日本を飛び回る忙しいビジネスパーソンに代わって出張先での昼&夜ごはんをナビゲート。今回は中国地方の最大都市、広島で食べたい絶品出張めしを紹介します!

その他の出張に役立つ情報や記事もご覧ください。

ANAオリジナル

あの食材を意外なアレンジで食す! ランチで行きたい"変わり"広島グルメ

広島といえば路面電車が走る風情溢れる街並みも魅力!

瀬戸内海の魚介類に広い山々で育った野菜など、食材に恵まれた広島はおいしいものだらけ。代表的なご当地グルメといえばお好み焼や牡蠣。ですが、ほかにもさらに地元に根づいた局所的なB級グルメや他県では見かけない意外なアレンジ料理など、独自性の高いローカルグルメが点在します。そこで、食べるまで味が想像できない広島生まれの絶品"変わりグルメ"を紹介!

西区のソウルフード! 「ホルモン天ぷら」と「でんがく汁」

西区のソウルフード! 「ホルモン天ぷら」と「でんがく汁」

広島の中心街から車で15分、路面電車で30分ほどの場所にある広島市西区。のどかな住宅街が広がるこのエリアに、味も食べ方も驚愕のB級グルメがあると聞いて訪れたのがこちら、「あきちゃん」。看板には「中華そば、天ぷら」と書かれてあり一見ラーメン屋のような佇まいです。

ドーンと置かれた、ど迫力の包丁とまな板!

テーブルの上をよく見ると…

ところが店内に入ると見慣れない光景が…! 各テーブルの上には包丁とまな板が。え、なぜ? どうして?? 実は、この包丁とまな板がウワサのB級グルメと大きく関係しているのです。

テーブルに平然と置かれた包丁とまな板にど肝を抜かれます

店の看板にあった「天ぷら」とは海老や野菜のそれではなく、実はホルモンを天ぷらにしたもの。何を隠そうこれが西区生まれのB級グルメ。

安佐南区出身の店長の谷中仁美さん。同じ市内ながらホルモン天ぷらの存在を知らなかったそう!

「昔この界隈には屠殺場があり新鮮な内蔵が手に入りやすく、それをおいしく食べるためにこの地域の方たちが天ぷらにしていたそうです。そんなルーツがあり、今はこの地区に限り何軒かのお店でホルモン天ぷらを提供していて、そのひとつがこの『あきちゃん』です」(店長・谷中さん)

包丁とまな板は、天ぷらが大きくて食べづらいから食べやすく自分のサイズに切って食べてもらうため。「初めていらっしゃるお客さんはテーブルを見て驚かれる方が多いですね(笑)」。と谷中さん。

作り置きはせず注文が入ってから揚げてくれるから、いつも出来立てを味わえる

いろんな部位を天ぷらで食べ比べ!

焼肉や串焼き、煮込みは食べたことがあるけどホルモンの天ぷらは初体験! センマイ、シロニク、ハチノス、ビチ、ここまではすべて胃。オオビャク(大腸)、チギモ(脾臓)と種類豊富で大きさは1本10cm程度、値段は120~130円。チギモはレバーのような食感でハマる客も多いそう。お手頃価格なので、いろんな部位を食べ比べできます。揚げたてを提供するため、混雑時は時間がかかることもあるのであしからず。

ホルモン天ぷら
食べやすくひと口サイズに切り分ける

ホル天の旨さを引き出す特製の酢醤油ダレ

カラリと揚がったホル天を、店特製の酢醤油ダレにつけて食べるのですがこのタレがまた絶品! お好みで粉唐辛子を入れると適度な辛さと程よい酸味で、脂の乗ったホルモンをあっさりいただけます。

店ごとに個性が際立つホル天のタレ。「あきちゃん」は酢醬油ベースでさっぱり風味

サクッとした食感に柔らかな弾力と噛むほど溢れる旨み。包丁でカットして食べる作業も楽しく次々に箸が進みます。あ~昼からビールが飲みたくなる!

「でんがくうどん」530円。飲み過ぎた翌日の胃にも優しい、コク深くもあっさりとした味わい

透き通ったスープに旨みが凝縮!麺と相性抜群のでんがく汁

そしてホル天と一緒にぜひ頼みたいのが、もうひとつのソウルフード「でんがく汁」。でんがくとはホルモンのことで、ホルモンで出汁をとった塩ベースの汁もの。口当たりはあっさりですが、旨みがしっかり染み出ていてひと口、もうふた口と止まらなくなるおいしさ。

「キレイに下処理したホルモンを使っているから、スープが透き通って出汁もおいしくなる」のだそう。でんがく汁にうどんやラーメンを入れて食べるのも定番なんだとか。

料理の仕込みは初代の大ママとスタッフのひとりが担当。この日は店に大ママはいませんでしたが、お昼の時間帯はカウンターに立っていることもあるそうなので運が良ければ会えるかも。店長の谷中さんの親しみやすい明るいキャラもあって、ひとり客や女性客も入りやすくておすすめです。

昼はホル天ランチ、夜は居酒屋メニューも加わるので時間が許せばホル天とビールで1杯!もぜひ。ほのぼのとした雰囲気のなか、これぞ広島ローカルなB級グルメをご賞味あれ。

お昼は「ラーメンセット」730円や「でんがくうどんセット」730円などもあり(13時までランチ価格で提供)
あきちゃん

住所:広島県広島市西区福島町1-15-5
電話番号:082-296-2821
営業時間:11:00~14:00、17:00~21:00/木曜休

ちょっと贅沢な牡蠣三昧ランチと、牡蠣×リンゴの名物グラタン

ちょっと贅沢な牡蠣三昧ランチと、牡蠣×リンゴの名物グラタン

広島に来たら必ず食べたい牡蠣料理。生もおいしいけど焼きもフライも食べたいし、煮込みも炊き込みごはんも捨てがたい…。時間のない出張族にとって現地での1食は超貴重。ひとつに絞りきれないときは、少し奮発して全部食べてしまいましょう!

かき船を思わせる川の上のレストランで優雅にランチ

そんな贅沢が叶うのが、原爆ドーム近くにある「かき船かなわ」。地元では言わずと知れた牡蠣料理の有名店で、川に浮かぶ屋形船のような造りが印象的。そもそもこの辺りには、江戸時代に広島の牡蠣養殖業者が牡蠣を大阪の川岸まで運んで直売していた歴史があり、昭和初期には広島市内でも多数のかき船が営業していたそう。創業150年の「かなわ」は、そのかき船の草分け的存在です。

老舗の牡蠣料理専門店で大人なランチ

平成27年に移転リニューアルした店舗は、個室のある2階「和久」とテーブル席の1階「瀬戸」で分かれ、落ち着いた空間で川を眺めながらゆったりと食事を楽しめます。

「牡蠣御膳」4,104円。牡蠣料理のほかに小鉢や茶碗蒸し、お味噌汁、デザートが付く

今回紹介するのは1階「瀬戸」で提供している「牡蠣御膳」。一番人気のランチメニューで、焼き牡蠣、牡蠣フライ、牡蠣の煮物、牡蠣めしが付く牡蠣三昧を楽しめるセット。ひとつのセットに牡蠣が合計8個も盛り込まれています。

牡蠣めしがお替り自由!

ぷりぷりの牡蠣と牡蠣エキスが染み出たごはんが美味!

なんと、ランチセットの牡蠣めしはおかわり自由といううれしいサービスも! もちろん牡蠣の品質もお墨付き。かなわの牡蠣は、瀬戸内海でも有数の清浄海域である広島県大黒神島深浦で作られており上質で安全。身が締まっていて、小ぶりながらも旨みがぎゅっと凝縮しており、食べたとき口いっぱいにその旨みと上品な甘さが広がります。季節問わず、安定したクオリティの牡蠣を1年中味わえる点もかなわが支持される所以です。

ありそうでなかったおいしさ!「牡蠣とりんごのグラタン」

「牡蠣とりんごのグラタン」1,620円

そしてかなわに来たらぜひ食べたいのが「牡蠣とりんごのグラタン」! リンゴを半分くりぬき、そこに牡蠣とリンゴの果汁とホワイトソースを流し込んで焼き上げたかなわの名物料理。ミルキーな牡蠣と乳製品の相性は言わずもがなですが、牡蠣の旨みとリンゴの酸味が驚くほどマッチしていて新感覚のおいしさ。ワインやシャンパンとの相性も良さそう!

春は川沿いの桜が満開に! 初夏は青々とした新緑が窓の向こうに広がる

料理はもちろん、川を眺めながら優雅に食事を楽しめるロケーションも最高。慌ただしい出張の合間に、仕事を忘れてゆったりとした時間を過ごしたい気分のときにうってつけです。

かき船かなわ

いつものランチより少し値が張りますが、料理の内容とこの空間を考えれば大満足。旅情気分に浸れる、ちょっと大人な贅沢ランチを愉しんでみてはいかがでしょう?

かき船かなわ

住所:広島県広島市中区大手町1丁目地先
電話番号:082-241-7416
営業時間:<和久>11:00~14:00 L.O. 17:00~20:00 L.O. <瀬戸> 11:00~14:30 L.O. 17:00~21:00 L.O./無休

ラーメン通も唸る隠れ広島グルメ! さんまラーメン

さんまラーメン

尾道ラーメンや汁なし坦々麺など、ご当地ラーメンが複数ある広島。豚骨しょうゆ味に中細麺の組み合わせが広島ラーメンの主流ですが、魚介系ラーメンを出す店も増えつつあります。そんな中、際立った個性を放っているのが「ふじもと」です。

水曜の夜はお好み焼屋を展開。そのため店内中央に鉄板が置いてある

スープの出汁がさんま!

「ふじもと」のラーメンはいわゆる魚介ベースにジャンル分けされますが、なんとスープの出汁がさんま。このさんま出汁のラーメンが、ほかの魚介系とは一線を画す味わいとのことで広島市民や全国のラーメン通の間で注目されています。

店内に入ると、ん? 「さんま」以外に「ほたて」「えび」「まぐろ」「あさり」もある
「さんま醬油らーめん」900円

見た目とは裏腹に意外とすっきり!

さんまラーメンは背脂多めのスープにちょこんと乗ったうずら卵が特徴的。見た目はかなりこってり濃厚そう。さんまは脂ノリがいいからスープもしつこいのでは? という予想に反し、食べてみるとそこまでのクドさはなく、味は豚骨醬油。

が、口にふくんで少し遅れてからふわっとさんまの風味が漂い、意外にもすっきりとした味わい。その奥ゆかしい存在感が実に絶妙で美味! 魚介豚骨系ラーメンによくある、最初にガツンと来る魚介出汁とは全く異なったアプローチのありそうでなかった味わいです。

薬味の玉ねぎがいい脇役に。麺は製麺所特注の中太麺
玉ねぎ、赤辛子玉ねぎ、焦がしたニンニクの粉末などの薬味や調味料とも相性抜群。味変を楽しめる

"ふじもとインスパイア系"も続々登場

しかし、なぜまたさんまでラーメンを作ろうと思ったのでしょうか

「広島にはおいしいラーメン屋がたくさんありますから、そこで生き残るためには他店とは違うことをしようと。そしたらたまたま、材料の仕入れ先から秋刀魚節があるよ、と言われてそれを使ってみたのがきっかけなんです」(店主・藤本さん)

オープン当時の15年前は、広島に魚介ベースのラーメンはまだなく、さらにさんま出汁ということも手伝って口コミで広がっていったのだとか。その後、「ふじもと」に影響を受けた魚介系ラーメン店が次々に誕生。今では"ふじもとインスパイア系"の店も存在し、「ふじもと」は広島魚介系ラーメンの元祖ともいわれています。

出汁は隠れメニューで鮭もあり。こちらは丸みのあるマイルドな味わい

「目指すのはお寿司屋さんみたいなラーメン屋」

さんまのほかにもいろいろな出汁を用意しているのは、「お寿司屋さんみたいなラーメン屋をやりたかった」から。「これだけ出汁の種類があれば、どれか好きなものが1つは見つかるでしょ」と、藤本さん。そんな想いからスープのベースも醬油か塩を選べ、ラーメンのほかにもりそば、まぜそばも用意しています。

「もりそば(えび)」850円。ラーメンスープをさらに凝縮させたつけ麺。海老はムキ身のみで出汁を取る

近所の住人をはじめ、今では県外や遠方からも「ふじもと」のラーメンを求めて訪れる人も多いそう。中心街から少し離れていますが、ラーメン好きはもちろん、ラーメン好きならずともわざわざ足を運ぶ価値大ですよ!

らーめんふじもと

住所:広島県広島市西区新庄町5-7
電話番号:082-241-7416
営業時間:<ラーメン>火曜~日曜11:00~15:00、土曜11:00~15:00、18:00~20:00 <お好み焼>水曜18:00~20:00/月曜休
※「ANAの飛行機で○○から来ました」とスタッフに伝えた方に、オリジナルの「さんまソース」500円を300円でご提供(数がなくなり次第終了)

広島駅から車で10分以内! 繁華街にある地元民おすすめの名酒場3選

繁華街にある地元民おすすめの名酒場3選

広島の夜を楽しむなら、広島駅から西寄りに広がる繁華街・流川エリアがおすすめ。グルメな店もたくさんありますが、あまりにも店が多すぎるといい店を探し出せずにハズレを引いてしまうことも…。

そこで今回は、広島ならではのお酒とグルメを味わえるローカル感満載の名酒場を紹介。酔っぱらってもタクシーで帰れて安心な、広島駅から車で10分以内のイイ店を厳選しました!

仕事後の1杯目は極旨ビールで乾杯! ビールスタンド重富

ビールスタンド

仕事終わりのビールは格別。それがおいしければ疲れもストレスも吹っ飛びますよね。そんな最高の1杯を提供してくれるのが、銀山町にある「ビールスタンド重富」です。

"2時間の営業でひとり2杯まで"なのに連日行列!

開店前からこの行列…!

メニューはビールのみで国内銘柄を1種類。3月から翌年1月まではアサヒ樽詰め生ビール、2月はキリンラガー・サッポロ黒ラベル・サントリーモルツが10日間で入れ替わります。営業時間は1日たった2時間、おつまみナシ、ひとり2杯まで…と独特の営業スタイルながら、平日にも関わらず開店前から行列が出来るほどの人気ぶり。

店主の重富寛さん。右のサーバーは昭和8年頃に使用されていたカランを再現した"昭和のサーバー"

「ビールスタンド重富」は、重富酒店の軒先にある10人も入れば満杯の小さな角打ち。店主の重富さんによる、平成と昭和のサーバーを使い分けた絶妙なテクニックで注がれる樽生ビールが客のお目当て。注ぎ方を変えるだけでいつものビールの味わいが劇的に変わるというのです。

一度注ぎ、二度注ぎ、三度注ぎを飲み比べ

まず注ぎ方でビールを選びます。喉を駆け抜けるような爽快感の「一度注ぎ」、爽快感に旨みをプラスした「二度注ぎ」、甘みが増してやわらかい味わいの「三度注ぎ」、現在のスタンダードでキリッとシャープな味わいの「キリットタイプ」、苦み・炭酸が苦手な人向けの「マイルドタイプ」。そのほかなめらかな泡が特徴の昭和のサーバーや、炭酸と苦みが特徴の平成のサーバーを使った裏メニューもあり。

1杯目は「一度注ぎ」がおすすめとのことで作っていただくことに。勢いよく一気に注ぎ、注ぎながらビールをグラスの中で回転させることで、余分な炭酸を抜いて雑味を泡に閉じ込めます。

勢いよく注ぎながらグラスの中でビールを回転させる
キメ細かな泡をグラスからこぼれるまで溢れさせる
泡の量を調節して苦みや喉越しを調節する

同じビールなのに違うおいしさに感動!

グビグビッと勢いよく飲んでいくと、ビールが気持ちよく喉をスルスル~っと流れていきます。とにかく旨い! 大抵のビールはおいしいけれど、この爽快な喉越しは感動的です。

そして2杯目は「三度注ぎ」を注文。一度注ぎよりもモコモコしたたっぷりの泡が特徴的。飲んでみると一度注ぎよりまろやかで旨みも濃い印象。こっちも驚くほど旨い!

左が一度注ぎ、右が三度注ぎ。三度注ぎはビールの炭酸が苦手な人にもおすすめ。ビールはどれでも1杯500円

なによりビックリなのが、どちらも同じ銘柄のビールだということ。何も知らなければ違うビールと言われても疑わないほど、味わいが全く違うのです。こんなにビールがおいしく作れるのは、注ぎ方はもちろん、サーバーや樽の管理も徹底しているからこそなんですね。

おいしく注がれたビールはグラスに付く泡も美しい

「おいしいビールの注ぎ手を増やしたい」

「仕事のストレスは一番のおつまみ。イライラ・むしゃくしゃはおいしいビールと一緒に流しましょう」(重富さん)

「ビールはもともとおいしいものなんです。ウチの樽もよその樽も中味は同じ。いい道具ときちんとした管理、おいしく注ぐ技術があれば、おいしいビールが提供できます。仕事終わりにその日の疲れをビールで流す。そのビールがおいしければ、一緒に飲む人との距離も近づくし、明日もおいしいビールを飲むために頑張ろうと思えますよね。でも提供するお店がビールを不味くしちゃってるんです。私はおいしいビールの注ぎ手が増えるきっかけになりたいんです」(重富さん)

ビール好きもビールが苦手な人もおいしく飲める、重富さんが注ぐビール

ビールの解説はもちろん、ビールを注ぐ見事な手さばきもかっこよく、ビールを待つ間も楽しませてくれます。百聞は一飲に如かず。注ぎ方で変わる、感動的にうまいビールをぜひその喉で確かめてみてください。

ビールスタンド重富
ビールスタンド重富

住所:広島県広島市中区銀山町10-12
電話番号:050-3635-4147
営業時間:17:00~19:00/不定休 ※HPで要確認
URL:http://sake.jp/

広島ご当地グルメ「ウニクレソン」の元祖! 中ちゃん

広島ご当地グルメ「ウニクレソン」

広島の隠れご当地グルメのひとつ、「ウニクレソン」。広島には「ウニホーレン」(ウニとほうれん草)というグルメもありますが、それのクレソン版。人気漫画『ワカコ酒』で紹介されたことで、その存在がじわじわと県外にも広まりつつあります。

看板は創業当時のまま。昔は隣や奥に小さな居酒屋が並ぶ"チロリン村"があったそう

ウニクレソンが食べられるお店も広島市内に増えてきていますが、その発祥の店が昭和45年創業の「中ちゃん」です。この界隈で飲んでいる人なら、知らない人はいないほどの有名店。お店は"ウニクレソン"という洒落た響きとは裏腹な、鉄板カウンター主体の屋台風の佇まいでこのギャップもなんだか面白い。

クレソンとウニがどっさり! バターと醤油の香りに食欲がそそられる

とりあえずビールとお目当ての名物を頼みます。目の前の鉄板でまずバゲットが焼かれ、次にクレソン、バター、そこにウニ1箱をドカッ!! なんて大胆で豪快! 醤油を加えてそのまま勢いよく炒め合わせ、塩コショウを振ったらあっという間に完成。

「ウニクレソン」1,800円

この魅力的な組み合わせ、おいしくない訳がありません。鉄板の上で軽く火が通ったトロトロのウニの甘さとほろ苦いクレソンの相性が抜群で、香ばしい醤油バターの香りに食欲がそそられます。

皿まで舐めたくなるほどのおいしさ!

具をバゲットに乗せて、ウニが溶けたバターソースをつけながら食べるのが中ちゃん流。この組み合わせは反則レベルのうまさ!

何屋なのかわからないジャンルレスなメニューバリエーション!

メニューを見ると舌ビラメのバター焼きやステーキ、タンシチューなどの洋食、のどぐろの煮つけ、中華そばまでなんでもアリ! メニューバリエーションが豊富なところも中ちゃんの魅力ですが、そもそもは何屋なんでしょうか?

店長の宇高弘幸さん

「先代の話によると、最初はお好み焼きだけやってたけどお客さんがあまり来なくて何でも出すようになったらしいです。先代は洋食出身だったので、ウニクレソンとか洋食風のメニューが生まれたんでしょうね」(二代目店主・宇高さん)

もちろんお好み焼きも人気!
中華出身のスタッフのレシピによる麻婆豆腐も絶品

鉄板を囲むカウンター席のほかに、別のカウンター席と4人掛けのテーブル席、個室もあり。夜風が気持ちいい季節は扉も開けっ放しで開放的。カウンター席ではお隣客と自然と会話が始まることも多く、歴史ある広島の街の人情味が伝わってくるような庶民的な雰囲気に和みます。ウニクレソン以外のメニューも絶品なので、ぜひお腹を空かせて来店を。

中ちゃん
中ちゃん

住所:広島県広島市中区弥生町6−8
電話番号:082-243-6067
営業時間:18:00~売り切れまで/日曜、第3月曜休

朝から飲める駅近の老舗大衆酒場「源蔵本店」

老舗大衆酒場「源蔵本店」

繁華街まで行かなくとも、車や電車に乗らずとも、広島駅の近くにも地元に愛されるイイ店が点在。その中でもおすすめしたいのが、広島駅から歩いて行ける「源蔵本店」です。

朝から地元の人が訪れる昔ながらの大衆酒場

こちらは朝9時30分から夜21時30分まで営業している昭和23年創業の大衆酒場。仕事終わりの1杯はもちろん、朝飲み昼飲みもできる呑兵衛にありがたい1軒。駅も近いので、出発まで1時間だけ飲みたい時などにももってこい。

店舗内の様子
古い酒場にはやっぱり短冊札が似合う。定食メニューもオールタイム提供する

店内の壁に張りめぐらされた短冊札を見渡すと、酒のつまみに混ざって海老フライ定食や豚かつ定食などの定食メニューや丼ものもあり、食堂も兼ねた居酒屋といった具合。

冷蔵庫の小鉢も食堂の名残り。常連さんの中には勝手に取り出して行く人も

その昔は魚市場に店を構えていたそうで、市場で働く人たちの大衆食堂だった時代の名残りが今も残っているそう。定食屋として利用する人も多く、昼時になるとサラリーマンたちが次々に訪れます。

この日のおすすめの刺身は「さより」580円。鮮度抜群でプリプリ!

「源蔵本店」の自慢は、刺身をはじめとする魚料理。瀬戸内海や山口県の光沖で水揚げされる魚介類を、店主が市場や漁師から直接仕入れているそう。その日のおいしい魚が毎日10種類前後揃う充実ぶりで、広島近海の海の幸を堪能できます。

店名が刻まれたビールグラスもいい味出している。鱧のように包丁を入れた「穴子の湯引き」680円
魚の出汁で豆腐を煮込んだ、名物の「豆腐煮漬け」350円
揚げ物にポテトサラダが添えてあるとうれしくなる。「えびフライ」650円

しかも、鮮度と味は抜群なのに大衆酒場な価格帯もうれしいかぎり! 刺身は500円台、小鉢は一番安いもので100円台からありコスパも文句なし。この日はありつけませんでしたが、広島の代表的な魚、小イワシも6月の漁解禁日以降はメニューに載るそう。くぅ、食べたかった!

東広島市西条・亀齢酒造の「亀齢」(生酒純米酒300ml)950円と、三原市・醉心山根本店の「醉心」(生酒純米酒300ml)950円

魚がおいしい店に来ると飲みたくなるのが、おいしい日本酒。広島県の地酒だけを扱い、呉市・相原酒造の「雨後の月」や、三原市・醉心山根本店の「醉心」など全部で6銘柄をラインナップ。

週末や野球のデーゲームがある日の昼と夕方は混むそうなので時間をずらしての来店がおすすめ。店の近所には、小さな店が連なる「駅前横丁」もあるのではしご酒も楽しめますよ。

昭和の大衆食堂で飲んでいるようなノスタルジックな気分に浸りながら、広島の地魚と地酒で一献傾けては?

源蔵本店
源蔵本店

住所:広島県広島市南区猿猴橋町5-18
電話番号:082-263-3855
営業時間:9:30~21:30(21:00L.O.)、日曜・祝日9:30~21:00(20:30L.O.)/月曜休

駅から繁華街へも近く、駅周辺にも渋い横丁がある広島は飲み歩きするのに絶好の街。家庭的な雰囲気で一見客でも入りやすく和める店が多いのも魅力です。広島の夜を楽しまずに帰るのは損ですよ!

その他の出張に役立つ情報や記事もご覧ください。

地域限定の特別プライス!今ならおトクにいけるかも

国内の地域限定でおトクなおすすめ路線をピックアップしました。
おトクな路線の空席・予約を今すぐチェック!

  • 記載の内容は2018年3月現在の情報です。変更となる場合があるのでご注意ください。
ライター:Ayano Sakai(verb)
Photo by sono(bean)

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