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プノンペン

パスポートやビザ、時差、気候と服装、通貨、電圧と電源(プラグの形状)、祝祭日、市内交通などの旅に役立つ基本情報をご案内します。 時刻表や機内サービスなどのフライト情報、海外航空券の運賃・予約・購入情報、その他旅に役立つ情報もご用意しています。

掲載している内容は2024年12月1日時点の情報です。

入国とビザ

ビザ

入国にあたってはビザが必要。ビザは日本にあるカンボジア王国大使館、名誉領事館で申請すれば、1~2営業日で発給される。またオンラインで申請・取得できるe-ビザの取得も可能で30日間滞在可能な観光ビザは36US$、所要3業務日。シェムリアップ、プノンペンの空港、また陸路の国境でもアライバルビザの取得が可能で、30日間の滞在が可能な観光ビザは30US$。一部陸路国境でもアライバルビザの取得は可能だが事前に取得しておくのが望ましい。

パスポート

入国にあたっては、カンボジア入国予定日から6ヵ月以上の残存有効期間が必要。マルチプルビザを取得する場合は取得期間プラス6ヵ月以上の残存有効期間が必要。

  • ビザ・パスポート等の情報は予告なく変更されることがある。必ず大使館、領事館または旅行会社で確認。
  • 2024年7月1日より、空路でのカンボジア到着時の入出国カードがオンライン化された。「e-Arrival Card」という専用アプリまたはウェブサイトでカンボジア入国の7日前以内に、入国・税関・検疫にかかわる手続きを行う。シェムリアップとプノンペンの各空港にも専用端末が設置されており、ここでも手続きが可能。

検疫

日本からカンボジアへの渡航の際、以下の持ち込みが禁止されている。

  • a:植物、植物の欠片、林業製品および加工製品
  • b:病害を持ち込む、または引き起こす可能性のある植物
  • c:木製の箱や木片などの梱包材
  • d:土、植物の根や、それら一部が付着した土
  • e:疾患をもつ、または疾患を引き起こす可能性のある生物や肉類など
  • f:病害を持ち込む、または引き起こす可能性のある非植物製品
  • g:生きた動物
  • h:化学物質、銃器、爆発物
  • i:違法薬物、麻薬(違法薬物、麻薬の所持は終身刑の対象になるので要注意)

税関

電子たばこの持ち込み

カンボジアでは、電子たばこおよび加熱式たばこの使用が禁止されている。

免税タバコの持ち込み、所持について

  • 紙巻きたばこ200本、または葉巻50本または製造たばこ250gを超えない量
  • 酒2L以内
  • 18歳未満は上記の持ち込み不可
  • 香水&その他香料 35mL以内
  • 1万US$相当以上の現金を持ち込む場合は申告が必要
  • コンピューター、電子機器など商用の物を持ち込む場合は申告が必要

時差とサマータイム

時差

時差は日本とは2時間遅れ。日本の正午はカンボジアでは午前10:00となる。サマータイムはない。

気候

気候

カンボジアは熱帯モンスーン気候に属し、大きく乾季と雨季のふたつの季節に分けられる。同じ時期なら地域による大きな違いはない。旅行のベストシーズンは乾季の11~5月で、なかでも11~1月が雨も少なく、比較的過ごしやすい。
シェムリアップやプノンペンを訪れるのなら、1年を通じて日本の夏の服装と同じでよい。冷房の効き過ぎや日焼け対策に、長袖のシャツが1枚あると便利。

プノンペンと東京の気温と降水量

通貨と為替レート・税金・両替・チップ

通貨と為替レート

紙幣の絵柄は国王の肖像、遺跡、記念塔など。紙幣はこのほか50、200リエル札、硬貨は50、100、200、500リエル4種類が発行されているがいずれも流通していない。

通貨単位はリエル(Riel : 本サイトではRと表記)で、補助通貨はない。100Rは約3.72円(2024年12月1日現在)。公式に発行されている紙幣は35種類。実際に市場に流通している紙幣は100、500、1000、2000、5000、1万、1万5000(*1)、2万、3万(*1)、5万、10万リエルで、ほとんどの紙幣は旧札・新札が2種類以上あるが、どれも旧札はほぼ見かけなくなってきている。また、カンボジアではUSドルも一般に流通している。ただしUSドルの補助単位のセントは流通していない。

  • *1.2019年1万5000リエル札、2021年に3万リエル札、2022年11月に200リエル札と2000リエル札、2024年10月に20万リエル札が新たに発行されているが、写真には含まれていない。なお、上記写真は市場で流通している紙幣の一例。

税金

基本的に10%のVAT(付加価値税)がかかるが、現実的に旅行者での買い物、支払いにはほとんど適用されていない。旅行者がVATを支払うのは、中・高級ホテルや高級レストランでの支払い時、レジでレシートが発行されるスーパーなどでの買い物の時くらい。観光客に対するVATの還付制度はない。

チップ

チップの習慣はなく基本的に不要。

  • レストラン:高級店以外では不要。高級店でも、サービス料が付加されている場合は不要。
  • ホテル:ベルボーイやルームサービスに対しては2000~4000R程度。
  • タクシー:不要。
  • バイクタクシー、トゥクトゥク:不要。
  • ガイド:1日US$1~3程度。
  • 専属ドライバー:1日US$1~3程度。

電圧とプラグ

電圧

A型、C型、SE型の変換アダプター
地域、ホテル、客室によってさまざまなプラグ形状が存在する

220V、50Hz。プラグはA型とC型の複合型が多く、A型、C型、まれにSE型がある。日本の電気製品でも、100~240V対応の物であれば変圧器なしで使用できるため、使用予定の電気製品の説明書を読んでおこう。ただし100~240V対応製品でもプラグの変換アダプターは必要となるため要注意。

ビデオとDVD方式

ビデオとDVD方式

DVD方式

DVD購入の際は、リージョンコードの確認を忘れずに。日本のリージョンコードは「2」、カンボジアは「3」のため、「All code」と明記されているものでないと日本国内用の機器では見られない(パソコンで再生する場合は問題ない)。なお、違法コピーされた物が多く、「正規品」として政府の認定シールが貼られたものであっても、実際はコピー物であることも珍しくない。またリージョンコードはアメリカなど、外国のままのこともあるので要注意。ビデオデッキの入手は困難。

郵便

郵便

郵便局の営業時間は各局によって若干異なるが、だいたい7:00~18:00で日曜も営業しているところが多い。

郵便料金

日本までのエアメールの場合、はがきはシェムリアップから3000R、プノンペンから2000R。EMSの場合、日本までは250gまで14万7000R、500gまで15万5000R、1kgまで17万2000Rなど。

電話

電話の掛け方

カンボジアから日本へかける場合

STEP1

001(国際電話識別番号)*1

STEP2

81(日本の国番号)

STEP3

××(頭の0を取った市外局番)*2

STEP4

1234-5678(相手先の電話番号)

  • *1.ホテルの部屋からは、外線につながる番号を頭につける。
  • *2.携帯電話などへかける場合も、「090」「080」などの最初の0を除く。

日本からカンボジアへかける場合

STEP1

国際電話会社番号

  • 0033(NTTコミュニケーションズ)
  • 0061(ソフトバンク)
STEP2

010(国際電話識別番号)

携帯電話からは010の代わりに「0」を長押しして「+」を表示させると国番号からかけられる。

STEP3

855(カンボジアの国番号)

STEP4

××(頭の0を取った市外局番)

STEP5

123-456(相手先の電話番号)

祝日・祭日

祝日・祭日

年によって異なる移動祝祭日に注意。
下記の2024年の祝祭日は政府の公式カレンダーによるが、変更の可能性もあるので要注意。

2025年

  • 1月1日 インターナショナル・ニューイヤー
  • 1月7日 虐殺政権からの解放の日
  • 3月8日 国際女性の日
  • 4月14~16日 カンボジア正月*1
  • 5月1日 メーデー
  • 5月14日 シハモニ国王誕生日
  • 5月11日 ヴィサック・ボチェア祭(仏陀生誕記念日)*1
  • 5月15日 耕起祭*1
  • 6月18日 モニック前王妃誕生日
  • 9月24日 憲法記念日
  • 9月21~23日 プチュン・バン(お盆)*1
  • 10月15日 シアヌーク前国王崩御の日
  • 10月29日 シハモニ国王即位記念日
  • 11月9日 独立記念日
  • 11月4~6日 水祭り*1
  • *1.年によって異なる移動祝祭日

言語

言語

公用語はクメール語(カンボジア語とも呼ぶ)。旅行関係機関では英語、フランス語なども通じる。またベトナム語、タイ語、中国語が通じるところも多い。

ビジネスアワー他

ビジネスアワー

以下は、一般的な営業時間の目安。ショップやレストランなどは店によって異なる。

省庁・政府機関

月曜~金曜8:00~12:00、13:00~17:00。土曜・日曜・祝日は休み。

銀行

月曜~金曜8:00~16:00。土曜・日曜・祝日は休み。(土曜は午前中のみ営業するところも多い。)

ショップ

8:00~18:00。

レストラン

10:00~22:00のところが多いが、6:00オープンや24:00まで営業するところもある。また、ランチタイムとディナータイムの間に、2~3時間クローズするところもある。

年齢制限

カンボジアでは18歳未満の喫煙、飲酒は法律で禁じられている。車と49cc以上のバイクの運転には免許証が必要で(外国人も同様)、バイクの運転にはヘルメットの着用と、バックミラー付きバイクであることが義務付けられている。カンボジアはウィーン条約に加盟しており、国際法令上は国際運転免許証のみでカンボジアの免許証に切り替えることなく運転可能。しかし、一般の警察官は国際免許証の存在を理解していないことが多く、検問などに遭った場合は罰金も覚悟すること。外国人旅行者によるバイク事故も多数起きているので、運転には十分な注意が必要だ。

トイレ

都市部のホテルのトイレはほとんどが水洗の洋式。地方では柄杓で水を汲んで流す和式タイプも多い。水洗の洋式でも、便座の横にゴミ箱が置いてある場合は、紙は流さずごみ箱に捨てること。町なかに公衆トイレはほとんどない。アンコール遺跡の敷地内にはおもな箇所にトイレが設置されている。

マナー

政治的な話題や戦争の話は避けること。寺院を参拝するときは短パンやミニスカートは避け、またお堂に上がるときは履き物を脱ぐこと。僧侶に対しては常に敬意を払うこと。女性は僧侶に触れたり直接物を渡すことはできない。人の頭の上には精霊が宿っていると考えられているため、他人の頭に手を当てたり、子供の頭を撫でることも避けること。

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