泊まれる公園INN THE PARK

「泊まれる公園INN THE PARK(インザパーク)」は、広大な自然空間の中にあるホテルです。沼津市で30年以上にわたって利用されてきた「少年自然の家」をリノベーション。子どもの頃に泊まった経験がある人も多い林間学校の体験が、コンセプトのベースになっています。その広さは東京の代々木公園にも匹敵するもの。自然と一体になれるような建物の中、ゆったりとした時間を過ごすことができます。

INN THE PARK(インザパーク)の客室は、3タイプが用意されています。まずは、自然の中に木の枝から吊るされた「球体テント」、そして森に置かれた「ドームテント」、さらに4つの寝室と吹き抜けがある「宿泊棟」。自然と一体になりたい人には、球体型テントやドームテントの宿泊スタイルがおすすめです。いずれも天窓から自然の風や景色を存分に感じることができます。一方の宿泊棟はわんちゃんと一緒に泊まれたり、家族で一棟貸切りのプランが用意されていたりと、家族連れにおすすめ。どのタイプの客室でも男女別の大浴場が利用でき、汗を流せます。

INN THE PARK(インザパーク)のもう1つの楽しみは、食事。朝食と夕食の2食が付きます。食事はいずれも地元の旬の食材をふんだんに使ったメニュー。彩り豊かな野菜を使った前菜や藁焼き、炭火焼き料理など、食事でも自然を感じることができます。ベジタリアンやヴィーガン、アレルギー対応もOK。夕食は屋内サロンで提供されます。

- 泊まれる公園INN THE PARK
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住所:静岡県沼津市足高220-4
電話番号:055-939-8366
宿泊料:1人1泊2食付き 14,960円(税込)〜
泊まれる公園INN THE PARK
INN MY LIFE

泊まれる駅舎「INN MY LIFE(インマイライフ)」があるのは、廃線ではなく現役の駅舎。天竜浜名湖鉄道の二俣本町駅をホテルとして利用することができます。天竜浜名湖鉄道は、日本の原風景を巡れるローカル線として知られ、車窓からは田園風景や浜名湖のキラキラとした水面を眺めることができます。ここで泊まり、列車の音で目を覚まし、朝食を食べて出かけるなんて、鉄道好きにはたまらない1日。しかも宿泊できるのは1日1組だけ。忘れられない人生の1ページになるはずです。

平屋の駅舎の中に1つだけある客室は、素朴でシンプルな造り。広く見える空間づくりを目指し、天井高は3つの層に分けられています。内装は明かりが間接照明になっていたり、家具に木とアイアンの温もりを感じたり、心地よく過ごせるようにデザインされていて、静かに駅舎を楽しめるさりげない工夫に満ちています。

INN MY LIFE(インマイライフ)での宿泊は、朝食付きです。季節によって変わる朝食は、地元の旬の食材を使ったものが中心。直売所で仕入れた野菜のサラダ、地元の養蜂家が育てた蜂蜜、地域の老舗精肉店「吉野家」の自家製ベーコン。地元で人気のパン店「ラトリエテンポ」の天然酵母による田舎パンなど、素朴でおいしい料理が並びます。
ちなみに夕食の用意はありませんが、天浜線沿線や浜名湖周辺にはレストランのあるホテルや居酒屋もたくさんあるので、困ることはありません。ぜひ夜は浜松の地の味を楽しみましょう。

泊まった翌日のお出かけは駅からスムーズに出発。鉄道好きには、ローカル線の駅舎巡りや転車台の見学ツアーがおすすめです。他にも、日本最大の周囲長を誇る汽水湖・浜名湖巡り、湖西連峰へのトレッキング、天竜ライン下りなど観光スポットやアクティビティも豊富です。
- INN MY LIFE
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住所:静岡県浜松市天竜区二俣町二俣 天竜浜名湖鉄道 二俣本町駅
電話番号:0359-25-1720
宿泊料:1人1泊朝食付き 18,000円(税込)〜
INN MY LIFE
大三島 憩の家

愛媛県大三島は、瀬戸内海に浮かぶしまなみ海道が通る島の1つ。絶景スポットが多いルートの中でも、大三島は「神の島」と呼ばれるパワースポットです。「大三島 憩の家」は、かつて小学校だった建物を2018年に改修。著名な建築家・伊東豊雄氏率いる伊東建築塾のもと、外観や廊下に小学校の雰囲気は残しながら、洋室の客室などが造られました。
島の入り江に建つ校舎は、目の前に海や芝生敷きの広場があり、まるで映画『二十四の瞳』の世界のようにノスタルジックです。しかも目の前に広がる海はプライベートビーチ。ブロンズ像が立ち並ぶ美術館も併設され、おだやかで素朴な時間が訪れます。


客室は、個室タイプの洋室と和室が用意されています。洋室は、ツインルームA(39.8平方メートル)とツインルームB(33.1平方メートル)があり、バストイレ、ベッド、ソファー、デスクが用意され、ゆったりと過ごすことが可能。ベッドのマットはサータ社製、タオルは今治タオル「雲ごこち」が採用され、アメニティも充実しています。
一方の和室タイプは、トイレやバスは備え付けられていませんが、その分、リーズナブルな料金が魅力。60畳の大部屋もあり、研修や合宿にはもってこいです。お風呂を利用するには、校舎とは別にある風呂棟を訪れます。プライベートビーチの目の前にあり、海に面してガラス張りになっているため、まるで海にたゆたっているようなバスタイムを味わえます。風呂棟の外側にはシャワーが用意され、海遊びを楽しんだあとは、すぐにシャワーを浴びることができます。洋室タイプに宿泊の場合も、風呂棟は利用OKです。

大三島 憩の家では、素泊まりもできますが、朝食や夕食をいただくことも可能です。夕食の内容は洋室タイプと和室タイプで分かれています。洋室タイプは贅沢に海の幸をいただける夕食、和室タイプは連泊にも対応したシンプルな夕食が用意されています。いずれのプランも、瀬戸内海の来島海峡で獲れた新鮮な魚介類を中心としたメニュー。刺身、煮魚、鍋物、茶碗蒸しとバリエーション豊かな料理が並びます。洋室タイプの宿泊では焼き物と揚げ物が付きます(品数の増減は要相談)。

- 大三島 憩の家
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住所:愛媛県今治市大三島町宗方5208-1
電話番号:0897-83-1111
宿泊料:1人1泊(素泊まり・和室)5,500円(税込)〜、1人1泊2食(洋室)16,500円(税込)〜
大三島 憩の家
全国にあるこの5つのホテルは、いずれも好奇心を深めてくれる宿泊施設でした。都市で好きな本や映画に囲まれたり、自然豊かな旅先で旅情を深めたり。泊まること自体を旅のエンターテインメントとして楽しみましょう。
- 記載の内容は2021年6月現在のもので、変更となることがあります。