パリッ、フワッ、新食感に食欲が加速する「うなぎ処 福(ふく)」
旬の魚貝やお寿司、煮物などを大皿に盛り付ける皿鉢(さわち)料理や、土鍋でいただく鍋焼きラーメン、四万十ポークにくじら料理など、海の幸・山の幸が豊富な高知県。
そうしたグルメの中で、今、県内外から注目を集めているのが「うなぎ」です。
うなぎのかば焼きの消費量で、四国4県のトップを誇る高知県。
高知のうなぎ屋はテレビ番組でもたびたび取り上げられ、今や空前のうなぎブームが起こっていると言っても過言ではありません。
高知県内に数多あるうなぎ屋さんの中でも「ココは絶対に外せません!」とANAスタッフが声を揃えておすすめするのが「うなぎ処 福(ふく)」。
パリパリ・フワフワな、これまでにない新食感のうなぎが食べられるとして行列の絶えない人気店です。
今回、高知龍馬空港近郊のおすすめグルメを紹介してくれたのは、高知県香南市出身で「北海道に負けないくらいおいしいものがある、それが高知です!」と地元を熱愛する水田百香(みずた・ももか)さんと、高知県高知市出身で「高知はお祭りも熱い場所。よさこい祭りは最高ですよ!」と語る永野瑞季(ながの・みずき)さん。
おふたりは高知空港でグランドスタッフとして働く同僚で、今回「高知の魅力を皆さんに広く知ってもらいたい!」と、元気いっぱいにおすすめを教えてくれました。
「口に入れると、最初にパリッとした食感が来て、すぐにフワッとしたうなぎらしい柔らかな食感が広がる、他にはない味わいが楽しめます。
絶妙な食感がやみつきになり、あっという間に食べ終えてしまうんですよ。
うなぎとともにぜひ食べてほしいのが、うなぎの骨をカリッと揚げた骨せんべい。
塩でシンプルにいただくのですが、永遠に食べ続けられるのでは?と思えるおいしさです」(永野さん)
「空港スタッフの中には、ここでうなぎを食べるために『うなぎ貯金』をしている人もいるほど。
それくらい地元民から愛されているお店です。
うなぎの味はもちろん素晴らしいのですが、エアコンの効いた待合室が設けられていて、高知の暑い夏でも快適に待つことができます。
駐車場も広く、接客も好感が持てます。
私自身の職業柄もあってか、福さんの接遇のすばらしさには敬服するばかりです」(水田さん)
長い年月をかけてじっくりと育てたカシ類を原料にして作られる「土佐備長炭」を使い、焦げ目が付くまで焼き上げたうなぎはまさに絶品。
お米にもこだわっていて、南国市で生産されている「たんぼ屋」のコシヒカリを使用しています。
また、うなぎのタレを、自分の好みの量だけかけられるようになっているのも「うなぎ処 福」ならでは。
うなぎの旨味を堪能した後は、セルフサービスのコーヒーで一服を。
予約を受け付けていますが、焼き上がるまでにある程度の時間はかかるので、飛行機の時間に間に合うよう、時間に余裕を持って出かけてみてください。
うなぎ処 福
- 住所:高知県南国市久礼田432-1(高知龍馬空港から車で約20分)
- TEL:088-880-8833
- 営業時間:平日11:00~14:00 土日祝11:00~14:30、17:00~20:00、オーダーストップは昼夜ともに閉店20分前まで/水曜、第3火曜日
食べたら笑顔になれる。高知屈指の人気パン屋「chimney(ちむにぃ)」
続いてお二人が紹介してくれたのは、高知県香南市にある、知る人ぞ知る人気パン店「chimney」。
田園の中にちょこんと立つ小さなパン屋さんですが、そのポテンシャルは高く、わざわざパンを買うためだけにここまで車を走らせるという人もいるほど。
「とても雰囲気の良い、素敵なご夫婦がやっているお店です。
食パンやクリームパンといった定番のものから総菜パンまでさまざまなパンが並んでいて、どれにしようかいつも迷ってしまいます。
どのパンも、優しく心に染み入るような味わいで、ついつい食べ過ぎてしまいます」(水田さん)
「高知県外から来られるのであれば、絶対に食べて欲しいのが『ぼうしパン』。
これは高知発祥・高知限定のパンで、味わいはメロンパンに似て非なるもの。
chimneyのものと他店のもの、ぼうしパンを食べ比べ楽しむのもおすすめです。
また、お土産に何か日持ちがするものを…ということであれば、オーブンで4時間かけて焼き上げる、食パンを使ったラスクがおすすめ。
普通のラスクとは違い、サクサクの食感で手が止まらなくなるほど美味しいですよ!」(水田さん)
「メロンパンがカメの形になっていたり、クリームパンが笑顔になっていたり、chimneyさんらしい“ひとクセ”も魅力です。
曜日に応じて限定パンが焼かれるので、旅行にいらした方には一期一会のパンを楽しんでもらえたらうれしいですね。
最近では早めに売り切れてしまうこともあるようですので、行くなら午前中をおすすめします。
マルシェなどに出店すると、そこだけ大行列ができてしまうほど人気のchimneyさん。
高知龍馬空港から近いので、ぜひ足を運んでみてください」(永野さん)
お店の一番人気は、笑顔が愛らしいクリームパン。
手作りのカスタードクリームがギュギュッと詰まっていて、「ひと口食べるだけで、幸せな気分になれます」と永野さん。
chimneyのご主人は「お客さんによろこんでもらえる仕事がしたい」との一心で奥様の地元である高知へ移住。
イチからパン作りを学び、11年の修行を経てご自身のパン屋を開業したのだそうです。
小さな子供から高齢の方まで、すべての人に食べてもらえるパンを届けたいという店主の優しさから、お店にはやわらかなパンが並んでいます。
パン好きならぜひとも行ってみたい、高知の隠れた名店。
食べるだけで笑顔になれる優しい味わいのパンで、旅の疲れを癒してみませんか?
chimney(ちむにぃ)
- 住所:高知県香美市土佐山田町神通寺346-2(高知龍馬空港から車で約10分)
- TEL:0887-52-2628
- 営業時間:9:00~18:00(完売閉店)/水・木曜休
- ウェブサイト:chimney(ちむにぃ)
地元産の美味野菜にこだわった「畑の食堂Copan(コパン)」
四国山地に香長平野、土佐湾と、山海の自然に囲まれる高知県南国(なんこく)市。
初夏になると一面が緑に染まる南国市の田園地帯に店を構える「畑の食堂Copan」は、高知産の野菜にこだわった美味しい料理をいただくことができるレストランです。
食べる人の体を気遣い、できる限り添加物を使わず、旬の野菜の色や香りを大切にして仕上げるお料理はどれも絶品。
高知県外からも人々が訪れる人気店になっています。
「Copanさんは、とにかく何を食べてもおいしいです。
野菜はもちろんですがお肉もおいしく、ランチタイムにはビュッフェ形式の食事がいただけるのですが、ついモリモリと食べてしまいます。
日曜日に発売される『サンデーベーグル』もお気に入り。
じゃこを使ったベーグルなど変わったものもあり、ワクワクしながら足を運ぶお店です。
また、形が悪いから…と捨てられてしまう、規格外野菜を使っているのもポイント。
ロス野菜ゼロを目指す姿勢に頭が下がります。
高知で育ったおいしい野菜を、さらにおいしくなるよう料理してくれるCopanさんで、高知の魅力の一端に触れてみてください」(永野さん)
日照時間が長い高知県は、なす、しょうが、みょうが、ししとう、にらの産出額は全国1位。
ピーマンは3位、きゅうりは6位…と、実は全国屈指の「野菜がおいしい県」。
そんな高知の魅力を余すことなくいただけるのが「畑の食堂Cpopan」なのだと永野さん。
「chimneyさんと同様に、こちらのお店も素敵なご夫婦が営まれています。
とても感じの良いおふたりで、SNSの画像もおしゃれで、見るのを楽しみにしているんですよ。
お店でいただくお料理ももちろんおすすめなのですが、ぜひお土産に買って帰ってほしいのがCopanさん特製の『畑のディップソース』。
パプリカ、焼きナス、ネギ、豆乳など高知県の素材を使ったソースで、野菜に付けてもお肉に付けても絶品。
お店で購入できるので、家でもその美味しさを楽しむことができます」(水田さん)
ちなみに水田さんおすすめの『畑のディップソース』は、地方発の優れた産品を発掘する「にっぽんの宝物 Japan大会2020-2021」で、調味料・乳製品部門のグランプリにも輝いた一品。
こんなソースでお野菜を食べたら…苦手な人も、きっと野菜が好きになること間違いなしです。
畑の食堂Copan(コパン)
- 住所:高知県南国市下末松126-1(高知龍馬空港から車で約15分)
- TEL:088-819-1272
- 営業時間:10:30~16:00(ランチタイムは10:30~14:00)/水曜、第1火曜休
- ウェブサイト:畑の食堂Copan(コパン)
おわりに
高知龍馬空港近くのグルメは、食べる人に優しいこだわりの味ばかり。
仕事で、旅行で、高知を訪れた際はぜひお試しを。
また、今回グルメスポットを教えてくれた水田さんによると、高知旅の最後にぜひとも足を運んでほしいのが、高知龍馬空港のすぐ近くにある「高知空港 緑の広場・トリム公園」とのこと。
「飛行機が描かれた巨大な日時計や、飛行機型の遊具がある、子供に人気の公園です。飛行機の離着陸をすぐ間近に見られ、太平洋も一望できます。高知旅の締めくくりに、立ち寄ってみてください」
ウェブサイト:高知空港 緑の広場・トリム公園
高知県は全国屈指の味どころ。もっともっと土佐の味を楽しみたい!という方はこちらの記事もご覧ください。
- 記載の内容は2022年2月現在の情報です。変更となる場合があるのでご注意ください。