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掲載日:2025.04.23

夏のレジャーにもおすすめ!初めてでも楽しめる海上釣り堀

海上釣り堀とは、静かな湾内に設置されたイケスを舞台に、マダイやブリなどの食べても美味しい魚をねらえる釣り場のこと。自然に囲まれ、誰でも手軽に魚釣りを体験できるので、これからの季節のアウトドアレジャーにもぴったりです。その魅力をご紹介します。

「海上釣り堀」はこんなところ

湾内に設置されたイケスが釣り場。周囲をぐるりと海に囲まれるので景色もいい

静かに寄せては返す波、潮の香りを含んだ風、そして水面下に潜む大きな魚たち。海の恵みと釣りの醍醐味を手軽に味わえる場所が「海上釣り堀」です。都会の喧騒から離れて何かに夢中になる時間を作りたい。仲間や家族と自然と触れ合うアクティビティを楽しみたい。そんな方にもおすすめの場所です。

海上釣り堀では、海に浮かべた大きなイケスに魚が放流されています。来場者は持参した道具やレンタル道具で釣りをしますが、釣り方がわからなくてもアドバイスをくれるスタッフがいるので心配ありません。周囲は海ですが足場はよく、誰でも気軽にチャレンジすることができます。

最もよく釣れるのはマダイ。食べても美味しい高級魚だ

釣れる魚は、釣りの対象魚として人気が高いマダイ、パワフルな引きで楽しませてくれるブリやカンパチ、格別に美味しいことで知られるシマアジなどがいますが、ほかにも季節により、ヒラメ、ハタ、クエ、ソイ、ギンザケ、トラウト(食用に養殖されたニジマスの仲間)など、さまざまな魚がいます。

釣りの経験者からビギナーまで、レベルに応じて楽しむことができ、いわゆる高級魚も多いので、釣りと食の両方で思い出に残る体験ができます。

釣り場を探して事前に申し込む

海上釣り掘はイケスまで渡船での移動になるところもある

海上釣り掘は全国で設置されており、小規模なものも含めるとその数を正確に把握するのが難しいほどですが、地域や都道府県に「海上釣り掘」というワードを入れて検索すれば、最寄りの釣り場のウェブサイトが見つかります。そして、興味のある釣り場が見つかったら、釣れる魚、最近の釣果、料金などの情報を確認します。

空きがあれば当日の申し込みで釣りができるところもありますが、基本は事前予約制です。イケスまでの渡船の関係で、集合時間も決まっていることが多いので、まずはそれらをチェックして申し込みをしましょう。釣りをしない同伴者がいる場合、同行の可否や同伴者の料金も事前に確認しておきます。

海上釣り堀のレンタル道具はウキ釣り用のものが基本。主にマダイがねらえる

前述のとおり、釣りはレンタル道具だけでも楽しめます。その場合、基本はウキ釣り用のものになり、海上釣り掘の定番対象魚であるマダイが釣りやすい設定になっています。また、自前の釣り道具やエサの持ち込みも自由ですが、「サオの使用は1人1本まで(複数のサオを持ち込むこと自体はOK)」「1つの仕掛けにハリは1本まで」といったルールがあるので、経験者も出かける前に釣り場のルールを確かめておきます。

釣り場での服装と魚を釣るコツ

夏はカジュアルな服装でも問題ないが、渡船利用の場合はレインジャケットを着用する

服装については、暖かい季節に渡船を利用しない釣り場であれば、カジュアルな服装と運動靴でも問題ありません。ただ、渡船で湾内のイケスまで移動する釣り場の場合は、晴れていても波しぶきを受けたり、風があると思った以上に涼しいこともあるので、ほかの季節にも役立つアウトドア用のレインウエアを上下とも着用しておくのがおすすめです。また、足もとも長靴など中がぬれないものを履いておくと万全です。

レンタル道具での釣りを前提にした場合、釣りザオは3m前後のリールザオを使います。具体的には、海上釣り堀用の1~3号、または磯(いそ)・堤防釣り用の2~4号のサオで、リールはスピニングリールの3,000~4,000番クラス。リールに巻くミチイトはナイロンラインの4~6号かPEラインの2~3号を使います。その先にウキ釣り仕掛けをセットして釣りをしますが、レンタル道具の場合、これらがあらかじめセットになっています。

ウキ釣り仕掛けは魚のいるタナにウキ下が合えば連続ヒットを楽しめる

ウキ釣りでは「タナ取り」という、ウキから下の長さ(ウキ下)を、その時に魚がいる水深に合わせる作業を最初に行ないます。レンタルタックルの場合、あらかじめ適したウキ下になるよう、ウキ止メ(ウキを止めるための糸)の位置が調整されていますが、まれに設定がずれていることがあるので、釣り始めにスタッフに確認してもらうと間違いがありません。あとはハリにエサを付け、仕掛けをイケスに入れて釣りをします。

そして、最近はウキを使わない「ミャク釣り」も、やってみると効果的なことがよくあります。ミャク釣りをする時は、魚がエサを食ったかどうかの判断をイトの動きでします。ウキを外した仕掛けで釣りを始め、水中に入って行くイトの動きが途中で止まったり、逆にツンと瞬間的に引き込まれたら、エサに魚が食いついたと判断し、サオをあおって魚の口にハリを掛けるアワセの動作をします。ウキ釣りは慣れない方でも魚のアタリが目で見てわかるのがメリットですが、ミャク釣りはウキ釣りでは対応しきれない、細かいタナの変化(魚が釣れる層の変化)に合わせた釣りがしやすいというメリットがあります。

海上釣り掘ではさまざまな釣り方が試せる。通いながらステップアップするのも面白い

このほかに、海上釣り堀の魚は、使うエサでも釣れ具合が変わることがよくあります。魚の種類ごとの代表的なエサとしては、マダイならダンゴ(練り餌)、エビ類、ササミなど、青物(ブリやカンパチ)なら生きアジ、冷凍キビナゴ、冷凍イワシ、カツオの切り身など、シマアジならダンゴ、エビ類といった傾向がありますが、多くの魚は、エサを見慣れてしまうと食って来ない傾向があるので、「アタリが減った」「なかなか釣れないな」と思ったら、気分転換も兼ねて、使うエサを変えてみると効果があります。

釣れた魚の持ち帰りについて

釣れるのは美味しい魚ばかり。海上釣り堀は家に帰った後も楽しみが続く

海上釣り堀で魚が釣れたら、釣り時間の終了までは、自分の釣り座(割り当てられた区間)に設置されたスカリ(網)に入れて魚を生かしておきます。釣りが終了すると、スタッフが活け締めにしてくれるので、クーラーボックスや発泡箱に氷と一緒に入れて持ち帰ります。氷は有料の場合と無料の場合がありますが、釣った魚のウロコ取りや3枚下ろしをお願いできる場合もあります。また、クール便で指定の住所まで発送できるところもあります。

これからの季節は海も穏やかになり、気温も上昇して過ごしやすくなるので、海上釣り掘に出かけるにはうってつけです。ここでもいくつかの海上釣り堀をご紹介するので、ぜひチェックしてみてください。

東日本

J’s Fishing 城ケ島海上イケス釣堀

みうら海王

  • 住所:神奈川県三浦市三崎5-3-1
  • ウェブサイト:みうら海王

海上つり堀まるや

西日本

海上釣り堀 オーパ!!

淡路じゃのひれフィッシングパーク

海上釣り堀 水宝

  • 記載の内容は2025年3月現在の情報です。変更となる場合があるのでご注意ください。

協力:つり人社

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