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画像提供:モエレ沼公園

掲載日:2025.06.27

札幌2泊3日の旅:北海道屈指の観光地を丸ごと楽しむおすすめプラン

「札幌のおすすめスポットを知りたい!」「美味しいものを食べたい!」「温泉にも入りたい!」。そんな希望を叶えるのが、この2泊3日のプラン。札幌中心部で定番観光スポットやグルメを楽しみ、郊外で自然やアート、温泉を満喫するプランを、札幌在住のライターがご紹介します。

1日目:定番観光スポットと札幌ならではのグルメを満喫

羽田空港から新千歳空港へは約1時間半。そこから特別快速エアポートに乗れば乗り換えなしの最速33分でJR札幌駅に到着します。例えば、羽田―新千歳間のANA便なら朝から夜まで本数が多くありますが、おすすめは午前中発の新千歳空港行き。午後早めの時間帯に札幌入りできれば、旅の1日目から市内中心部の定番観光スポットやグルメをたっぷり楽しむことができます。

到着後、身軽になったら大通公園を中心に旬のスポットを散策

札幌中心部には、定番スポットが集中しています。宿泊するホテルに荷物を預けたら、札幌駅や大通駅、すすきの駅周辺を散策してみましょう。

「大通公園」は、大通西1丁目から大通西12丁目まで、なんと長さ約1.5kmの細長い公園。色とりどりの花や樹木、冬の雪景色などが美しい場所。緑の芝生でくつろぐ、点在する彫刻などのアートに触れる、遊具のある西8〜西9丁目でこどもと遊ぶなど、思い思いの過ごし方ができます。イベントも盛りだくさん!夏にはビアガーデンで乾杯し、秋には「さっぽろオータムフェスト」に北海道の味覚が大集合。冬には「ミュンヘン・クリスマス市」や「さっぽろ雪まつり」、春には「ライラックまつり」など、一年を通してさまざまなイベントが市民や観光客に親しまれています。札幌を訪れる日にイベントがあれば、旅の楽しみもさらにアップ。事前にイベント情報をチェックしてくださいね。

「さっぽろテレビ塔」の展望台から望む大通公園。一年を通して多彩なイベントが開かれる

大通公園から徒歩圏のエリアには、見どころスポットが点在

定番観光スポットの「札幌市時計台」は、北海道大学の前身・札幌農学校の施設として建てられたもの。ビルに囲まれている姿に驚く方も多いのですが、建設された明治11年から今も変わらず毎正時に鐘の音を鳴らし、時を知らせる時計台は札幌市民にとって大切な建物です。訪れたなら、外観だけでなく、建物内の見学を。札幌市時計台の歴史を伝えるパネルや、2階ホールにある塔時計の仕組みの展示は見応えがあります。

札幌市時計台を見学したあとは、徒歩約10分の場所にある「北海道庁旧本庁舎」へ。レンガ造りの建物の美しさと、前庭の花々が人気です。そのほか、大通公園の東端に面した「さっぽろテレビ塔」の展望台から札幌市全域を眺めたり、明治時代から続くにぎやかな「狸小路商店街」を散策したりもいいでしょう。JR札幌駅北側の「北海道大学キャンパス」や、天文台のある「中島公園」なども中心部から徒歩でアクセスできるスポットです。

札幌時計台正面には撮影台が用意されているので、ぜひ記念の一枚を

定番の観光スポットもはずせませんが、最近の札幌を感じられるおすすめスポットにも、ぜひ足を運んでみてください。「AOAO SAPPORO」は2023年7月にオープンした都市型水族館。水草と小さな生物たちがつくるネイチャーアクアリウムや、水槽を漂うクラゲ、愛らしい姿のキタイワトビペンギン、海をテーマにしたデジタルアートなど、街の中心にいながら生物と大自然の豊かさを感じられる場所です。22時までの営業(最終入館21時)で、館内は飲食OK。お酒やコーヒーなどを片手にお気に入りの水槽を眺めて、旅の夜をのんびり過ごすのも良い思い出になりそうです。

岩場をピョンピョンと飛ぶキタイワトビペンギンたち
画像提供:ナカサアンドパートナーズ

札幌市時計台

AOAO SAPPORO

  • 住所:北海道札幌市中央区南2西3-20 moyuk SAPPORO 4階
  • ウェブサイト:AOAO SAPPORO

札幌ならではのグルメを堪能。おすすめディナースポット

札幌といえば、なんといってもグルメ。新鮮な魚介類や旬の野菜、スイーツなど、おすすめしたいものはたくさんありますが、家族で気軽に楽しむなら「サッポロビール園」へ。JR札幌駅からバスやタクシーで約7分。特製のジンギスカン鍋で焼き上げるラム肉、ここでしか味わえないビール「サッポロファイブスター」のほか、北海道らしい一品料理も充実していて、大満足間違いなし!園内にはメニューや雰囲気の異なる4棟のホール・レストランがありますから、事前に公式ウェブサイトをチェックして予約をしておくのがおすすめです。

園内には個性の異なる4棟のホール・レストラン。写真は歴史を感じる「開拓史館」
画像提供:サッポロビール園
食べ放題や飲み放題のコースもいろいろ。お腹の空き具合や好みによって選ぼう
画像提供:サッポロビール園

札幌生まれのワインとともに食事を楽しむなら、「都市型ワイナリー LIBERA WINE TERACE(リベラワインテラス)」へ。自然栽培(無農薬無化学肥料)の自社農場で栽培したりんごやぶどうで醸造した、ワイン、シードルなどが購入でき、併設の「トラットリア MILO」では、自社農園の野菜など北海道の素材を使ったブルスケッタやチーズなど、ワインに合うメニューをコースやアラカルトで味わえます。

北海道大学植物園に隣接。都心にありながら緑と静けさが感じられる場所だ
画像提供:リベラワインテラス、MILO
北海道の素材をふんだんに使ったランチ、ディナーを月替わりのメニューで提供(写真はイメージ)
画像提供:リベラワインテラス、MILO

サッポロビール園

リベラワインテラス、MILO

コラム:北海道の季節ごとの旬グルメは?

食材を美味しくいただくなら旬の時期。北海道では、季節ごとにさまざまな食材が旬を迎えます。春はアスパラや山菜のほか、海の幸ではニシン、サクラマス、タラバガニなどが美味しい季節。夏にはホッケや帆立、ウニが最盛期を迎えます。夏の終わりはトウモロコシの旬。道の駅や直売所などで茹でたてをいただくのもこの季節ならではの楽しみです。秋にはサンマや鮭、じゃがいもなど北海道らしい食材が並び、冬はタラや牡蠣が旬。全道から美味しい食材が集まる札幌は、グルメを楽しむのにぴったりの街。季節ごとの旬の味覚を堪能することができます。

2日目:札幌郊外で北海道らしい自然やアートに身を委ねる

街と自然が近い札幌は、中心部から車や公共交通機関で1時間もかからない場所に、山や海、森林、広大な公園などの自然が広がっています。札幌旅で北海道らしさを感じるなら、気軽に行ける郊外のスポットを楽しまない手はありません。たっぷり時間のある2日目は、中心部を離れて自然やアートに触れた後、札幌市の南エリアにある定山渓まで足を延ばせば温泉とグルメが待っています。

午前中は気軽に自然やアートに触れる

札幌中心部のホテルをチェックアウトしたら、少し足を延ばしてみましょう。「さっぽろ羊ヶ丘展望台」や「北海道開拓の村」、「藻岩山展望台」、「札幌芸術の森」など自然やアートに触れられるスポットが数多くあります。

地下鉄でアクセスしやすいのは「札幌市円山動物園」。ホッキョクグマやアザラシが水中トンネルを泳ぐダイナミックな姿や、ガラス越しの迫力あるヒグマ、2023年に仔象が誕生したアジアゾウなどを見ることができます。ついでに、周辺にある「北海道神宮」や「円山公園」を散策するのもいいですね。

国内最大級のゾウ舎でのびのびと暮らすアジアゾウたち。屋内プールでは水浴びする姿も観察できる(札幌市円山動物園)

広々とした公園で自然とアートを楽しむなら「モエレ沼公園」がおすすめ。地下鉄とバスでアクセスできますが、レンタカーがあればよりスムーズです。

モエレ沼公園は、世界的に有名な彫刻家イサム・ノグチが「全体をひとつの彫刻作品とする」というコンセプトのもと基本設計をした総合公園です。約188.8haの広大な敷地では、自然とアートが融合した景観を楽しむことができます。公園内を歩くと、視点によって変化する景色にワクワクさせられます。

「テトラマウンド」という名のモニュメント。シンプルでダイナミック
画像提供:モエレ沼公園

札幌市円山動物園

モエレ沼公園

  • 住所:北海道札幌市東区モエレ沼公園1-1
  • ウェブサイト:モエレ沼公園

渓谷にたたずむ温泉郷「定山渓温泉」へ

2日目の宿泊は札幌中心部から車で約1時間の「定山渓温泉」へ。市街地からの路線バスのほか、直行バスの「かっぱライナー号」も便利です。気軽に行ける温泉街として、札幌市民にも親しまれています。

支笏洞爺国立公園内にある定山渓。温泉は、豊平川の河岸や海底から自然湧出している

日帰り温泉をはしごしたり、景勝地を巡ったり、定山渓温泉での楽しみ方はさまざま。定山渓ではここ数年、カフェやベーカリーが増えていますから、早めに到着して食べ歩きをするのもおすすめです。乳製品の美味しい北海道では、ソフトクリームやパフェなどスイーツ系のお店が人気。放牧牛ミルクソフトクリームを使用したパフェが絶品のスイーツ店「オオカミパフェ」は、季節限定メニューや定番パフェなどメニューの種類が豊富です。温泉や足湯であたたまったら、甘くて冷たいパフェを楽しんでください。

通年で提供されている定番パフェのひとつ「チョコバナナパフェ」
画像提供:オオカミパフェ

定山渓には何度でも泊まりたくなるホテルや温泉旅館が数多くあります。そんな人気宿泊施設のひとつが「定山渓 鶴雅リゾートスパ 森の謌(うた)」。森の中のオアシスのようなリゾートホテルです。

木々と空に包まれた温泉で日々の疲れをリセットしたら、ビュッフェやしゃぶしゃぶで北海道の食の恵みを堪能。そのほか、心も体も癒やされるエステ、ラウンジの暖炉での焼きマシュマロ、隠れ家のような空間でお酒やフードを楽しめる森バーなどで、思い思いの時間を過ごすのも札幌旅の最高の思い出になりそうです。

緑の森に包まれた露天風呂でリフレッシュ。風の音や鳥のさえずりに癒やされる
画像提供:定山渓 鶴雅リゾートスパ 森の謌
夕食も朝食も多彩な美味しさをビュッフェで。季節ごとの和洋創作料理がずらり
画像提供:定山渓 鶴雅リゾートスパ 森の謌

オオカミパフェ

定山渓 鶴雅リゾートスパ 森の謌

コラム:札幌郊外の四季の楽しみは?

札幌は、どの季節に訪れても最高の楽しみが待っています。レンタカーがあれば、郊外の大自然もたっぷり堪能できます。春から秋にかけてのおすすめは「豊平峡ダム」。定山渓温泉から車で約15分、札幌中心部からは約1時間で、湖と緑の雄大な景観の中に身を置くことができます。ダムの近くの「豊平峡温泉」は、館内でインドカリーがいただけるという意外性でも人気のスポット。冬は、定山渓温泉から車で約30分の「札幌国際スキー場」へ。スキーやスノーボードはもちろん、ソリやチューブ遊びもできるファミリーで気軽に楽しめるスポットです。

豊平峡ダムは、ダム入口から徒歩か電気バスでアクセス。雄大な景色が楽しめ、特に秋の紅葉が人気

3日目:帰りの便まで新千歳空港を満喫

旅の最終日も、時間の許す限り北海道の魅力を満喫しましょう。3日目、札幌から新千歳空港へ向かう途中、そして、新千歳空港に到着してからの楽しみ方をご紹介します。

帰りの便の時間次第でもうひと遊び!

帰りの便が午後以降に出発なら、まだまだ旅を楽しめます。2日目に宿泊した定山渓周辺の自然を楽しんでから新千歳空港へ向かうのもいいでしょう。レンタカーでの移動なら、札幌から千歳市へ向かう途中、長沼町、由仁町などに点在するファームレストランで早めのランチもできそうです。

札幌市中心部から車で約30分。北広島市にある「ホクレン 食と農のふれあいファーム くるるの杜」は、北海道の農業をテーマにした複合施設。敷地内の「農村レストラン」では新鮮な野菜やこだわりのお肉を使った素朴な家庭料理がブッフェスタイルで楽しめます。農畜産物直売所では、北海道米、新鮮な野菜や乳製品、道内各地から取り寄せられた味噌やジャムなどの農産加工品が購入可能。地方発送も可能ですから、日持ちのする根菜類や加工品などをお土産に。野菜を品種違いで購入して味くらべをするのもいいですね。

畑が広がる敷地。農村レストランや農畜産物直売所、夏季営業の「もりのかふぇ」などがある
画像提供:ホクレン 食と農のふれあいファーム くるるの杜

ホクレン 食と農のふれあいファーム くるるの杜

新千歳空港には早めの到着がマスト。グルメやショッピングを満喫

飛行機に乗らない方でも1日中楽しめるといわれる新千歳空港。グルメやショッピング、映画や温泉も満喫でき、いまや北海道の人気観光スポットのひとつです。新千歳空港は通り過ぎるだけではもったいない。早めに到着して、旅のしめくくりを存分に楽しみましょう。

新千歳空港内の各ゾーンにつながるセンタープラザ。さまざまなイベントの開催もある
画像提供:北海道エアポート

新千歳空港内にあるショップやレストランは180店舗以上。国内線ターミナル2階には、北海道各地から届く新鮮な魚介類や農産物が並ぶ「どさんこ産直市場」と、北海道のスイーツが集まる「スイーツ・アベニュー」。北海道の美味しいものがこれほど多く集まる場所は珍しいので、お土産はもちろん、自分用の買い物も後悔のないよう楽しみましょう。

国内線ターミナル3階には、ジンギスカンや海鮮料理、スープカレー、ラーメンなどの北海道グルメが集結。札幌で食べ逃したグルメがあれば、ここが出発前のチャンスです。

時間があれば、空港内の映画館「新千歳空港シアター」や、天然温泉の「新千歳空港温泉」でリラックス。ほかにも、チョコレートがつくられる工程が見える「ロイズ チョコレートワールド」、シュタイフ社のぬいぐるみと出会える「シュタイフ ディスカバリーウォーク」など、家族や友だちと楽しめるエンタメスポットも充実しています。

国内線ターミナルビル3階の「北海道ラーメン道場」には道内有名店、老舗店が集合
画像提供:北海道エアポート

新千歳空港

コラム:限定商品をチェック!お土産探しは「ANA FESTA」へ

その地域ならではの名産品がそろう「ANA FESTA」。新千歳空港では出発ロビーの「千歳ロビー店」のほか、保安検査場通過後の「千歳7番ゲート店」、「千歳9番ゲート店」で、お土産にぴったりのスイーツや食品、グッズを販売。特にスイーツや食品は北海道でつくられた商品、北海道の材料にこだわった商品が多く並んでいます。新千歳空港の店舗限定商品、期間限定商品もありますから、ぜひチェックしてみてください。

フェルム ラ・テール美瑛「バターチーズサンド ジャージーミルク」。千歳ロビー店、千歳7番ゲート店で販売
函館洋菓子スナッフルス「レアチーズシュー」。レアチーズのフレーバーは千歳7番ゲート店限定

グルメも自然も見どころもいっぱい。どんな旅のスタイルでも満足できる札幌へ

札幌とその周辺には、2泊3日ではまわりきれないほどたくさんの魅力的なスポットがあります。今回のおすすめプランでは、気軽に行ける札幌中心部の定番観光スポットと、北海道・札幌ならではの自然豊かな郊外のスポットを厳選しました。札幌を訪れたなら、寄り道をしながらお気に入りの場所やグルメを見つけて、あなたらしい旅の思い出をつくってください。

  • 記載の内容は2025年5月現在の情報です。変更となる場合があるのでご注意ください。
ライター:田方みき
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