パスポートやビザ、時差、気候と服装、通貨、電圧と電源(プラグの形状)、祝祭日、市内交通などの旅に役立つ基本情報をご案内します。 時刻表や機内サービスなどのフライト情報、海外航空券の運賃・予約・購入情報、その他旅に役立つ情報もご用意しています。
掲載している内容は2024年3月5日時点の情報です。
また「ビザ」「パスポート」の情報は、日本国籍の方を対象としたご案内です。
急な変更も予想されますので最新情報は大使館等の公的機関にご確認ください。
滞在日数が6ヵ月以内の観光なら不要。2016年3月より、電子渡航認証システムeTAの取得が義務付けられた。
有効残存期間はカナダ滞在日数プラス1日以上。
2016年3月から、カナダに空路で渡航する際、電子渡航許可証eTAの取得が必要になった。料金は$7で、最長5年間有効。期間中にパスポートが失効する場合はその有効期限まで。申請はオンラインで、パスポート、クレジットカード、メールアドレスが必要。渡航が決まったら、早めに取得しておこう。申請は英語と仏語のみだが、日本語のガイドもある。また空路でカナダで乗り継いで他国へ渡航する際も必要になる。eTA申請はカナダ政府のサイト(英語)
ビザ免除プログラムを利用し、ビザなしで飛行機や船でアメリカへ渡航・通過(経由)する場合、インターネットで(携帯電話は不可)ESTAによる渡航認証を取得する必要がある。事前にESTAの認証を取得していない場合、航空機への搭乗や米国への入国を拒否されることがあるので注意が必要だ。一度ESTAの認証を受けると2年間有効で、米国への渡航は何度でも可能(日程や訪問地を渡航のたびに更新する必要はない)。なお、最終的な入国許可は、初めの入国地において入国審査官が行う。
アメリカへの渡航が決まったら、早めにESTAによる渡航認証を申請・取得しよう(出国の72時間前までの取得を強く推奨)。従来の申請後の即時承認がなくなったため、早く済ませたい。申請は親族、旅行会社(有料)など本人以外の第三者でも可能。
原則2年間。ただし、認証期間以内でも、パスポートの有効期限が切れるとESTAも無効になる。また、氏名やパスポート番号の変更があった場合は再度申請を行うこと。
料金:$14
2015年ビザ免除プログラムの改定、およびテロリスト渡航防止法の施行により、2011年3月1日以降にイラン、イラク、北朝鮮、スーダン、シリア、リビア、ソマリア、イエメンに渡航、または滞在したことがある場合は、ビザ免除プログラムを利用して渡米することができない。該当する渡航者は、アメリカ大使館で通常のビザを申請する。詳細はアメリカ大使館のビザ免除プログラムで。
日本からカナダへの渡航の際、以下の持ち込みが禁止または制限されている。
たばこスティックは、通常のたばこ同様、200本まで。
カナダは6つの時間帯に分かれている。最東端のニューファンドランド標準時間と最西端の太平洋標準時間との時差は4時間30分。ニューファンドランド標準時間はグリニッジ標準時間(GMT)より3時間30分遅い。日本より12時間30分遅い。東から西へ行くにしたがって1時間ずつ遅くなる(日本との時差は大きくなる)。サマータイム実施期間は3月の第2日曜~11月の第1日曜まで。この時期は時計の針を1時間進める。
広大な国土のため、いくつかの気候地域をもつ。バンクーバーなどの太平洋沿岸は降水量が多い。カナディアン・ロッキーは寒さが厳しく、夏でも天気が崩れれば上着は必要だ。カルガリーなど平原地帯では寒暖の差が激しい。五大湖一帯は四季が分かれており、以東では夏は涼しく、冬は比較的温暖。北極圏の極北地方は1年中寒さが厳しい。
平均気温・平均降水量の月別一覧表
東京とバンクーバーの平均最高気温・平均最低気温
月 | 東京の平均最高気温 | 東京の平均最低気温 | バンクーバーの平均最高気温 | バンクーバーの平均最低気温 |
---|---|---|---|---|
1月 | 10℃ | 2℃ | 6℃ | 1℃ |
2月 | 10℃ | 2℃ | 7℃ | 3℃ |
3月 | 13℃ | 5℃ | 8℃ | 4℃ |
4月 | 18℃ | 10℃ | 11℃ | 5℃ |
5月 | 23℃ | 15℃ | 15℃ | 9℃ |
6月 | 25℃ | 18℃ | 18℃ | 11℃ |
7月 | 28℃ | 23℃ | 20℃ | 12℃ |
8月 | 31℃ | 24℃ | 20℃ | 13℃ |
9月 | 27℃ | 21℃ | 18℃ | 11℃ |
10月 | 23℃ | 15℃ | 13℃ | 8℃ |
11月 | 17℃ | 10℃ | 8℃ | 4℃ |
12月 | 13℃ | 5℃ | 7℃ | 1℃ |
東京とバンクーバーの平均降水量
月 | 東京の月間降水量 | バンクーバーの月間降水量 |
---|---|---|
1月 | 50mm | 160mm |
2月 | 60mm | 140mm |
3月 | 110mm | 130mm |
4月 | 130mm | 80mm |
5月 | 130mm | 70mm |
6月 | 160mm | 60mm |
7月 | 160mm | 40mm |
8月 | 150mm | 50mm |
9月 | 210mm | 60mm |
10月 | 160mm | 110mm |
11月 | 90mm | 200mm |
12月 | 40mm | 180mm |
通貨単位はドル($)とセント(¢)。$1=110円(2024年3月18日現在)。紙幣は1、5、10、20、50、100ドル。なお、50、100ドル札は、小さな店で扱わないこともあるので注意。硬貨は1、5、10、25、50、100セント(=$1)の6種類だが、50セント、1ドル硬貨はあまり流通していない。
商品、宿泊料、食事、サービスなどに連邦消費税(GST)5%と州税(PST、州ごとに異なる)が課税される。ユーコン、ノースウエスト、ヌナブトの3準州はGSTのみ、オンタリオ州はハーモナイズド・セールス税 (HST)13%、プリンス・エドワード・アイランド州、ニューブランズウィック、ニューファンドランド&ラブラドル、ノヴァ・スコシア各州は15%のHSTのみ。カナダでは、物品や宿泊の料金表示に税金は含まれない。各州の一部の都市、町ごとに宿泊税が別途3.5~8%、または$3ほど加算される。大都市や観光地のほうが高い。
チップの習慣はある。レストランやタクシーでの精算時に、10~20%程度のチップを渡すのが一般的。会計にサービス料が含まれている場合は不要。
110V、60Hz。プラグタイプはA型で、日本のものとほぼ同じ。日本との電圧の違いは10~20ボルトのみで、ドライヤーやヒゲ剃りなど日本からの電気製品はほとんどがそのまま使用できる。コンピュータ機器関連は問題なく使用できる。
日本と同じく、NTSC方式になっている。日本から持ち込んだビデオソフトも、問題なく再生することができる。ただし、DVDはリージョンコード(日本は2、カナダは1)が違うため再生できない。
ブルーレイはリュージョンコードが日本、カナダともに「A」なので再生可能。
日本へ送る場合、航空便ははがき、30gまでの定形郵便ともに$2.71。切手は郵便局のほかホテルのフロント、駅、空港、バスディーポなどの売店で手に入る。日本に到着までの日数は投函地によっても異なるが、航空便の場合は1~3週間程度。
郵便局は、ドラッグストアなどに入っているPostal Outletと呼ばれるものがほとんどで、営業時間は、だいたい月曜~金曜9:00~17:00、土曜10:00~14:00、日曜は休み。土曜が休業のところもある。
011(国際電話識別番号)
81(日本の国番号)
3(0を取った市外局番)
1234-5678(相手先の電話番号)
国際電話会社の番号
010(国際電話識別番号)*1
1(カナダの国番号)
604(市外局番)
123-4567(相手先の電話番号)
国の定めた祝祭日のほか、各州の祝祭日もある。
国の定めた公用語は英語とフランス語。人口の5割が英語、約2割がフランス語を母語とする。州ごとにも異なる公用語を定めている。極北では先住民族の言葉も公用語に定められている。
以下は一般的な営業時間の目安。店舗により30分~1時間前後の違いがある。
月曜~金曜9:30~16:00が一般的。土曜・日曜、祝日は休業。
月曜~土曜10:00~18:00(木曜・金曜は~20:00頃のところも多い)。バンフなどは夜まで営業。郊外のショッピングセンターは日曜も営業しているところがある。
月曜~土曜9:00~18:00。都市部や夏季は日曜も営業したり、21:00頃まで営業しているところもある。
18歳未満の喫煙と、19歳未満(アルバータ、マニトバ、ケベック各州は18歳未満)の飲酒とカジノは禁止。
レンタカーは基本的に25歳以上。25歳未満の場合は借りられなかったり、別途料金がかかることもある。
公共の場における喫煙、飲酒は一部の例外を除き、全面的に禁じられている。レストランやバーもすべて禁煙。