鳥取港海鮮市場かろいち(鳥取県)
鳥取空港からわずか2kmの距離に位置するのが、「鳥取港海鮮市場かろいち」です。海に面した鳥取空港と、まるで隣接しているかのような場所にこの施設は立地しています。そのため、鳥取空港からタクシーに乗って5分ほどでアクセス可能。海の幸をお土産にしたいなら、ぜひ立ち寄りたいスポットです。
かろいちは、鳥取港に隣接する賀露漁港からすぐの場所にある、鮮度自慢の海鮮市場。季節ごとに賀露漁港で水揚げされた海鮮が並び、夏は岩牡蠣や白イカ、冬は松葉ガニや親ガニが目玉。旬の日本海の地魚も豊富に並んでいます。
肉やフルーツ、野菜の市場「わったいな」、かにの水族館「かにっこ館」が隣接しているので、一緒に立ち寄るのもおすすめです。
かろいちの場内には、海鮮市場ゾーン、銘菓やちくわのお土産ゾーン、食事処や喫茶店ゾーンがあります。海鮮市場ゾーンには、鮮魚店4店舗が並びます。それぞれ扱う水産物の種類が違うので、見比べて買いましょう。飲食店ゾーンにある店では、主に地元の賀露漁港で獲れた魚を調理して出してくれます。包丁を入れて10分で白くなるため、なかなかお目にかかることのできない透き通った活白イカの姿造りを出す飲食店もあるほど、取り扱う水産物の鮮度は抜群。オンリーワンの味わいに出会うことができます。
冬にかろいちを訪れるなら、見逃せないのが松葉ガニと親ガニ。松葉ガニとは、成長したズワイガニの雄のうち、山陰沖で水揚げされたものを指します。松葉ガニは、日本海の味覚の王様として知られ、「五輝星(いつきぼし)」という超プレミアガニも販売されています。ぎっしり詰まった身や味わい深いミソは堪えられないおいしさ。漁の解禁は、11月上旬から3月頃までです。
一方の親ガニは、卵を抱えた雌のズワイガニ。甲羅に内子、お腹に外子を抱え、さまざまな食感やうま味があることから、小さいながらも通が好む味わいです。漁獲時期は松葉ガニよりさらに短く、11月から12月に限定されている貴重な日本海の味覚です。
夏に食べたい日本海の海の幸といえば、岩牡蠣です。かろいちには、ブランド牡蠣の「夏輝」はもちろん、さまざまなサイズの岩牡蠣が並びます。2020年には、鳥取砂丘沖だけで漁獲される巨大な「砂丘の誉(さきゅうのほまれ)」というプレミアムブランドが誕生。岩牡蠣は、その場で開けてもらい、新鮮な味を楽しむことも可能です。いくつか買って、味くらべをすることもできます。
- 鳥取港海鮮市場かろいち
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住所:鳥取県鳥取市賀露町西3-27-1
電話番号:0857-38-8866
営業時間:9:00〜16:00/元旦休
ウェブサイト:鳥取港海鮮市場かろいち
さぬき空港公園(香川県)
「さぬき空港公園」は、高松空港に隣接したスポーツやアスレチックを楽しむための広場です。離着陸する飛行機を眺めるスポットとしても利用されるほど近くにあり、空港からは徒歩10分ほどでアクセスできます。
園内は、カントリーゾーン、ポートヒルゾーン、アドベンチャーゾーン、スカイゾーンの4つに分かれています。カントリーゾーンには、催し物広場・水辺の広場があり、園内をゆったり散策するのにおすすめです。ポートヒルゾーンには、ちびっこ広場やグラススキー場がある家族向けエリア。アドベンチャーゾーンには、香川県下最大級の芝生広場があり、ピクニックや遠足におすすめです。2007年に新しくできたスカイゾーンには、花の広場があり、四季折々の草花が楽しめます。広大な敷地を使って、さまざまな遊びができるため、どこで遊ぶかチェックしてから出かけましょう。
さぬき空港公園で人気が高いのは、全長200mの天然の芝生を滑り降りる爽快なグラススキーです。グラススキーは、元々スキーのトレーニングとして考案されたものですが、オールシーズン楽しめるスキーとして世界的に広がりをみせました。キャタピラベルトのついた板で芝生を滑るスポーツで、道具やプロテクターは管理事務所でレンタルOK。上級者コースと初心者コースがあり、大人も子供も楽しめます。ただし、グラススキーは小学生以上に限られるため、小さな子供向けにはそりゲレンデが用意されています。
グラススキーのほかにも、ポッカール、一輪車といったスポーツができるよう、レンタルできる道具が用意されています。簡単なアスレチックで体を動かす冒険の森もあります。
また、ゆったりと過ごしたい人には、噴水や彫刻、季節の花の広場がおすすめ。あたりを散策したり、ピクニック気分でお弁当を食べたりして、飛行機が出発するまでの時間を過ごしましょう。
- さぬき空港公園
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住所:香川県高松市香南町由佐2953-1
電話番号:087-879-8510
営業時間:9:00〜17:00/公園休園日あり、年末年始休
※グラススキー場の休園日は公式ウェブサイトをご確認ください。
ウェブサイト:さぬき空港公園
ガラスの砂浜(長崎県)
長崎空港は、大村湾に浮かぶ箕島を埋め立てた海上空港です。その空港と陸地を結ぶ橋の手前にある浅瀬が「ガラスの砂浜」です。ガラスの砂浜から長崎空港までは、約2km。タクシーに乗って3分ほどでアクセスできます。
ガラスの砂浜は、色とりどりのガラスの砂で作られていることから、いつしかその名前で呼ばれるようになりました。日差しを受けると、砂浜全体が、海の水面と同じようにキラキラと輝きます。そのため、最近ではSNS映えスポットとしても知られるように。長崎空港を訪れる際に、立ち寄る人が増えています。
ガラスの砂浜は、2016年6月に大村湾の水質改善を目指して、長崎県によってつくられました。アサリなどの生き物が生息できる環境を整備するため、廃ガラス瓶から製造した再生砂を用いた浅場が誕生したのです。直径1mm前後の粒が大きい人工砂は、アサリの幼生が着床しやすいことが分かています。ここで増殖したアサリが、海中のプランクトンを食べて海水を浄化することが期待されています。再生砂は角を丸くするなど、安全に配慮されていますが、素足では立ち入らないようにしましょう。
ガラスの砂浜の近くに位置している森園公園は、市民の憩いの場として人気があり、夕日や飛行機を眺めるスポットにもなっています。そうした風景を写真におさめるのもおすすめです。
- ガラスの砂浜
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住所:長崎県大村市森園町
電話番号:0957-53-4111(大村市観光振興課)
このように各地の空港の周りは、意外と知られていない魅力たっぷりの隠れた観光スポットがあります。帰りの飛行機までまだ少し時間がある、という時にぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか? 旅の最後に思いがけない地域の魅力を発見できるかもしれません。
- 記載の内容は2021年8月現在のもので、変更となることがあります。