コンテンツへ

    出典 : pixta_54893446

    掲載日:2020.01.15

    【獣医師監修】犬が骨折したら、どうすべき? 痛がらないこともある?症状や治療法を解説

    犬は骨折をしやすい動物と言えます。抱っこの状態から落下して骨を折り、動物病院に運ばれる犬も少なくありません。中には骨折をしても痛がらない犬もいます。骨折の原因や症状、応急処置の方法、治療法、また手術費や治療費、リハビリについてもご紹介。いざという時のために頭に入れておきましょう。

    骨折の原因と症状

    骨折 原因 症状
    pixta_42413353

    犬の骨折の原因の多くは、高所からの落下と交通事故などの事故によるものです。
    ドッグスポーツをしている犬では、人間同様、スポーツ時に骨折をすることがあります。
    脚の場合は捻挫なのか骨折なのか、違いが気になるかと思います。
    前肢の骨が折れてしまうと、犬は力を入れられず、足を床に付けることができなくなるケースがほとんどです。
    捻挫では、痛がりますが歩行ができるケースが少なくありません。

    骨折しやすい部位や犬種は?

    骨折しやすい部位 犬種
    pixta_55394821

    トイ・プードルポメラニアンミニチュア・ピンシャーチワワなどの小型犬が、飼い主さんに抱っこされていた状態から地面に落ちてしまい、骨折するケースが後を絶ちません。
    落下時に前足か後ろ足を地面に付くことが多いため、落下での骨折は脚が多くなります。
    イタリアン・グレイ・ハウンドなど、もともと骨が非常に細い犬種では、骨折するリスクが高いので日常生活でも注意が必要です。
    イタリアン・グレイ・ハウンドでは、四肢の骨折の他、サークル内でフェンスから尻尾が一部出た状態で尾を振り続けて、フェンスの金網に何度もぶつかった刺激で尻尾を骨折する例もめずらしくありません。
    脚の骨折は歩き方が不自然になったり、犬も痛がるものですが、尻尾の骨折では痛がらないケースもあります。
    未成熟の犬の成長板骨折のケースでも、飼い主さんが気づかないことがあります。

    骨折の応急処置の方法

    骨折 応急処置 方法
    pixta_2188191

    愛犬に骨折が疑われたら、悪化させないように応急処置を施して動物病院に連れて行きましょう。
    犬で多い脚の骨折の場合、まずは簡易的なそえ木を作ります。
    ボール紙を折ったり、割り箸をうまく細工したものに、脱脂綿やハンカチを巻いてください。
    それを、骨折した部位と周辺の関節を含めて包帯などで巻いて固定します。
    この時、血流が止まらないように気をつけなければなりません。
    その状態で、愛犬をなるべく動かさないようにしながら、動物病院に早めに向かってください。
    交通事故や外出先で崖から落下するなど、事故で肋骨や骨盤を骨折した場合は、内臓にもダメージが及んでいる可能性もあるため重症です。
    可能な限り板の上に犬を乗せたりクレートに入れるなどして、犬をとにかく動かさないように最大限に注意を払い、緊急で動物病院に向かう必要があります。

    骨折の治療方法は? 手術は必要? 放置しても大丈夫?

    骨折 治療方法 手術
    pixta_41022791

    レントゲン検査により骨折だと確認されれば、治療が開始されます。
    人間では自然治癒するまで、自分の意思によって安静を心がけることが可能ですが、犬の場合はそれができないので骨折の状態を放置することはできません。
    骨折には様々な治療法があり、獣医師は症状のほか、犬の年齢や持病やライフスタイルなどを判断して、飼い主さんに最良の選択肢を提示するでしょう。
    骨折の治療では、折れた骨を動かないように固定して、治るまで待ちます。
    固定の方法には数種類があります。
    手術をしないでギプスで固定する方法は、皮膚を切らずに済むことや治療費がそれほどかからないのがメリットですが、完全に固定する方法ではないので活発な犬には向いていません。
    せっかく固定しても、いつまでも骨折が治らない可能性があります。
    患部をしっかり固定できるのは、創外固定法です。
    これは、皮膚の上から骨にピンを刺し、アクリル樹脂や特殊な枠を使ってピンを固定する方法です。
    手術によって、骨を直接固定する方法もあります。
    術式も複数ありますが、最近ではチタンプレートとねじを用いて骨をつなぐ方法が広まってきました。
    関節の動きをさまたげずに骨を固定できるのがメリットですが、入院も必要で費用が高いのがデメリットです。
    また、プレートを入れたままだと、MRI検査などが受けられません。
    完治したのちは、再び手術でプレートを取り除く必要があります。

    完治までの期間と治療費

    完治 期間 治療費
    pixta_20846548

    骨折が完治するまでの期間は、骨折の程度や治療法、犬の年齢(老犬だと骨がもろくなっているため)などによって異なります。
    最短のケースで2週間ほどですが、数ヵ月かかるケースもあるでしょう。
    犬の大きさや重症度、治療にギプスを用いた場合、入院して手術をした場合など、骨折の治療費は大きく異なります。
    骨折は、ほとんどのペット保険で補償の対象になっています。

    骨折中のトイレやシャンプー、術後のリハビリは?

    骨折中 トイレやシャンプー 術後 リハビリ
    pixta_16404084

    骨折をしている部位にもよりますが、骨折中にトイレがむずかしい場合、犬用のおむつを履かせて対処する例も少なくありません。
    よほど必要がない限り、骨折中はトリミングやシャンプーは控えましょう。
    動物病院に併設されたトリミングサロンでは、獣医師が問題ないと判断した場合、必要に応じてトリミングを受け入れてもらえることもあります。
    骨折の場合、経過や完治したかどうかを確認するために、退院後も通院をしてレントゲン検査などを行うことになります。
    手術後や固定を取り除いた後は、リハビリも必要です。
    獣医師との連携で、愛犬の骨折の治療に気長に付き合っていきましょう。

    骨折の予防方法

    骨折 予防方法
    pixta_28295559

    骨折を繰り返すことがないよう、予防の方法も頭に入れておきたいものです。
    まず、愛犬を抱っこしている時、なるべくぎゅっとホールドするように意識をしましょう。
    何かの刺激で愛犬がびっくりして、飛び降りようとしても、強めに抱きしめていれば落下せずにすみます。
    ソファや椅子、さらには気づかぬうちにテーブルの上に乗ってしまう愛犬と暮らしている場合、着地点に座布団などを敷いておき、四肢への衝撃をやわらげるのもひとつの方法です。
    子犬期から、適切な食事と運動で、丈夫な骨を持てるようにもしてあげてください。
    日光浴により、骨粗しょう症の予防にもなるビタミンDが生成されるとも言われています。
    適度な日光浴も、心がけましょう。

    愛犬の骨折【まとめ】

    犬 骨折 まとめ
    pixta_31957769

    犬の骨折は、飼い主さんの管理である程度は予防が可能です。
    骨折が疑われたら、なるべく早く病院に行き、適切な治療を受けさせてあげましょう。

    ライター:臼井 京音 Kyone Usui
    監修者:箱崎 加奈子(獣医師)

    トラベル特集

    •    
    •    

                                                             

    •    
    •    

                                                             

    •    
    •    

                                                             

    •    
    •    

                                                             

    戻る
    進む

    トラベル特集

    •    
    •    

                                                             

    •    
    •    

                                                             

    •    
    •    

                                                             

    •    
    •    

                                                             

    戻る
    進む

    トラベル特集

    •    
    •    

                                                             

    •    
    •    

                                                             

    •    
    •    

                                                             

    •    
    •    

                                                             

    戻る
    進む

    ライフ特集

    •    
    •    

                                                             

    •    
    •    

                                                             

    •    
    •    

                                                             

    •    
    •    

                                                             

    戻る
    進む

    この記事に関連するおすすめ

    •    
    •    

                                                             

    •    
    •    

                                                             

    •    
    •    

                                                             

    •    
    •    

                                                             

    戻る
    進む
    ページの先頭に戻る