【1日目 15:20】鹿児島市街で西郷隆盛ゆかりの地探訪

鹿児島市街のココがPOINT!
大河ドラマ『西郷どん』ロケ地にもなっている名勝・仙巌園や西郷隆盛像など、見どころ盛りだくさん。グルメを楽しむなら、市街の中心となる天文館通周辺へ。

- 壱岐CA
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「仙巌園は、県外の友達が来たら、必ず連れて行く絶景スポット。薩摩蒸氣屋 茶房 珈花子のかすたどんパフェもおすすめです!」
桜島港から鹿児島本港に戻り、次は鹿児島市の中心街・天文館エリアへ。ここで食後のスイーツを探します。鹿児島といえば、かき氷の「しろくま」が有名。「天文館むじゃき」が元祖といわれています。
【1日目 15:30】名物スイーツ「かすたどんパフェ」を堪能!
今回、壱岐CAがおすすめしてくれたのは、「しろくま」ではなく、「かすたどんパフェ」。鹿児島みやげの定番である薩摩蒸氣屋の「かすたどん」がパフェになったご当地スイーツなのだとか。「かすたどん」といえば、カスタードクリームをふわふわのスポンジで包んだ逸品。これは楽しみ!ということで、天文館にある薩摩蒸氣屋の茶房へ。

鹿児島市電「天文館通」電停近くのアーケードにある「菓々子横丁」と書かれた看板の向こうにお目当ての「薩摩蒸氣屋 茶房 珈花子(かかし)」を発見。2階のカフェスペースで「かすたどんパフェ」をいただけます。


運ばれてきたのは、上品に盛り付けられた和テイストのパフェ。「かすたどん」、白玉、あんこ、バニラ・抹茶・マロンのアイスなどがもトッピングされています。ここでしか食べられない限定スイーツにふたりのテンションも上がります。

「かすたどんはもちろん、白玉やマロンアイスまで、一つひとつの食材がすべておいしい。ハーモニーが絶妙です!」(関口CA)
「高校時代からここに通っていたので、お店の雰囲気も含めて、なつかしい味わいです。知覧深むし茶(250円)を合わせるのがおすすめですね」(壱岐CA)


食後は、菓々子横丁1階の店舗へ。こちらでは、「かすたどん」のほか、かるかん、かるかん饅頭など、薩摩蒸氣屋の定番スイーツも購入可能です。
- 薩摩蒸氣屋 菓々子横丁
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住所:鹿児島県鹿児島市東千石町13-14
電話番号:099-222-0648
営業時間:1F 8:30~21:00/2F茶房 10:00~19:30(土・日曜~20:00) 無休
URL:http://www.jokiya.co.jp/shop/02.htm
【1日目 16:15】「西郷どん」の銅像とご対面!

鹿児島市電の路面電車が走るレトロな雰囲気の天文館通を抜け、次なる目的地の名勝・仙巌園へ。その途中に西郷隆盛の銅像があるというので、ちょっとだけ立ち寄ることに。

場所は、天文館エリアからも歩ける鹿児島中央公園のすぐ近く。よく手入れされた緑の中に、陸軍大将の正装姿をした凜々しい「西郷どん」が佇んでいました。現場には、記念撮影用のスペースとスマホも置けるカメラ台があるので、SNS用に撮影してみてはいかがでしょうか。
【1日目 16:30】名勝仙巌園から桜島を眺める

鹿児島の広い空は、すっかり夕暮れどき。急いで本日最後の観光スポット「名勝 仙巌園」へ向かいます。ここは、19代島津光久が江戸時代初期に築造した別邸で、鹿児島の歴史を語るうえで欠かせない貴重な文化財が多数残っています。

順路を進んでいくとすっかり時代劇の世界にタイムスリップしたような風景に。『西郷どん』や『篤姫』など、大河ドラマのロケ地に選ばれるのも納得です。
「私は『篤姫』の大ファンだったので、学生時代に仙巌園でドラマのロケ地巡りをしたときのことを思い出します!」(壱岐CA)


特に風情があったのが、大河ドラマにも登場する朱塗りの「錫門(すずもん)」。屋根が、瓦ではなく鹿児島特産の錫で葺かれていることが名前の由来だとか。朱色の門は非常に高い身分の人しか使うことを許されていなかったとのこと。お殿様になった気分をちょっとだけ味わえます。

初めて訪れた関口CAの印象に残ったのは「御殿」。これは、29代島津忠義が明治時代に本邸として使用していたお屋敷。執務用の部屋から寝室、浴室、客間など、当時の藩主の暮らしぶりを垣間見ることができます。
「庭園を望む縁側は、時間を忘れて眺めていられます。遠くに見える桜島もフェリーからの姿とはまた違った印象でいいですね」(関口CA)

壱岐CAのお気に入りは、『篤姫』や『西郷どん』にも頻繁に登場するという曲水の庭近くの石階段。江戸時代からそのまま残されているとあって、雰囲気が別格です。
「歴史上の人物たちが、実際にここを駆け下りてきたのかと思うと大河ドラマ好きにとってはたまりません。タイムスリップしたような気分を味わえますよ」(壱岐CA)

園内には、薩摩切子や薩摩焼などのおみやげを選ぶことができるショップも。少々お値段は張りますが、見ているだけでワクワクしてしまいます。


園内には、レストランやお茶処もたくさんあります。歩き疲れたときの休憩におすすめのが、「仙巌園茶寮」。庭園の向こうの桜島を眺めながら抹茶・煎茶と上生菓子のセットなどを味わうことができます。
- 名勝仙巌園
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住所:鹿児島県鹿児島市吉野町9700-1
電話番号:099-247-1551
入場時間:8:30~17:30 無休
URL:http://www.senganen.jp/
【1日目 19:00】硫黄谷温泉 霧島ホテルに到着

名勝・仙巌園を後にして、鹿児島市街からレンタカーで霧島へ。1時間ほどで、「硫黄谷温泉 霧島ホテル」に到着しました。ここは、標高約800mの深い森の中。しっとりとした緑の薫りが周囲を満たしています。
硫黄谷温泉は、300年以上前からこの地にある霧島を代表する湯治場。ホテルの起源となる「霧島温泉 霧島館」は、寺田屋事件で負傷した坂本龍馬が、妻のおりょうとの新婚旅行を兼ねて、療養に訪れた宿としても知られています。
「地元では、霧島といえば『霧島ホテル』と言われているような由緒ある温泉宿。私も家族で毎年訪れています。掛け流しの天然温泉を楽しめる大浴場は圧巻のスケールです」(壱岐CA)

温泉も楽しみですが、まずはお食事。夕食の「鹿児島郷土会席」には、鹿児島特産の食材を使ったご馳走がズラリと並びます! お造りに、ステーキ、お鍋、酒ずし……彩りも華やかです。

焼物は、鹿児島産黒毛和牛のミニステーキ。鉄板でじゅうじゅう焼いていただきます。見事なサシですが、脂はしつこくなくて、ふんわりと胃袋に溶けていきます。

ステーキと並ぶメインが、黒豚軍鶏鍋。上品な鶏ガラベースの出汁で、やわらかい黒豚と軍鶏のつくねをいただきます。ビールとの相性バツグンです!

さらにおつまみとして別注で頼んだのが、キビナゴの刺身とさつま揚げ。こちらも絶対に外せない鹿児島の郷土料理です。キビナゴは、酢味噌でいただくのが地元流です。

鹿児島といえば、やっぱり芋焼酎。「黒千代香(くろじょか)」と呼ばれる伝統酒器でお湯割りをいただきます。普段飲んでいる芋焼酎よりまろやかな印象なのは気のせいか? ゆるやかに夜が更けていきます。

夕食の後は、お待ちかねのお風呂タイム。館内だけで、なんと14の泉源があり、「硫黄泉」「明礬(みょうばん)泉」「塩類泉」「鉄泉」の4種類の泉質を楽しむことができます。
霧島温泉郷には大小8つの温泉があり、そのひとつである硫黄谷温泉は、霧島ホテルだけに引かれています。湯量はなんと1日1,400万リットル!ダイナミックな掛け流し天然温泉をまるで屋内プールを思わせる広さの湯船で思う存分堪能できます。
大浴場は、女性専用ゾーン・男性専用ゾーン、フリーゾーンに分かれています。上写真の大きなフリーゾーンは鹿児島では珍しい混浴スタイル。それでも毎日19:30~22:00まではレディースタイムなので、女性も安心です。

もちろん、女性専用ゾーンだけでも4つの泉質をさまざまなお風呂で楽しめます。露天風呂のほか、「美白の湯」や「子宝の湯」と名付けられた内湯も。泉質の違いを比べながら、ゆっくり入るのがおすすめです。