

「こどもが主役の街」へ飛行機に乗って出発!

キッザニア東京の「飛行機」パビリオンの体験に出かけたのは、小学1年生のしょうたろう君と、5歳の妹ひなちゃん、そしてひなちゃんの保育園のお友達のあんちゃん。3人ともキッザニアは初体験です。
入場口に到着すると、早速3人から声が上がります。「あ~!飛行機だ!」
そう、入場口には大きなANAの機体が。本物の機体を利用しており、間近に見る大きさに3人ともびっくり。駆け出すように入場カウンターに向かいます。入場カウンターには、ANAのユニフォームを身に着けたスタッフがいて、まるで空港のチェックインカウンター。何度か海外旅行を経験しているあんちゃんは「空港みたい!」とうきうきしています。
キッザニアの専用通貨キッゾのトラベラーズチェックとシティマップ、アクティビティの受付・予約ができるJOBスケジュールカードの「お仕事3点セット」を受け取ったら、いよいよ「こどもが主役の街」へ出発です!
本物そのまま!「飛行機」パビリオンでANAのお仕事を体験

ANAの「飛行機」パビリオンは、こどもたちが航空機に携わる仕事の楽しさを肌で感じ、安全に対する責任の重さやチームワークの重要性などを知ってもらうことを目的としています。2016年10月のリニューアルによって、キャビンの天井や壁が一新され、よりANAの機内の雰囲気が感じられるようになりました。
お母さんのもとを離れ、順番を待つこどもたちからは「ちょっとドキドキしてきた…」と不安そうな声も。でも機内に向かうデッキで間近に飛行機を見ると、一気に緊張は期待に変わったよう。しょうたろう君は「本物だ~!」と手を伸ばして機体にタッチ。普段はできない経験に、早くも興奮気味です。
お客様はお母さん!キャビンアテンダントのお仕事に挑戦

最初に3人が挑戦したのはキャビンアテンダントの仕事。リニューアル後の新しいサービスとして、キャビンアテンダントのお仕事を体験する際に、保護者が客席で見学することが可能になりました。
まずはこどもだけが機内に入り、ANAの制服を忠実に再現したユニフォームを身に着け、お客様を迎えるための準備を始めます。キャビンアテンダントのお仕事でいちばん大切なのは「あいさつ」。スーパーバイザーと呼ばれるキッザニアのスタッフがお手本を見せ、こどもたちが正しいあいさつの仕方を習得できるようにアドバイスしてくれます。
キャビンアテンダントのことば遣いから立ち方、お辞儀の角度まで、こどもたちにとっては初めての連続。だんだんさまになってきたところで、いよいよお客様を機内にご案内します!

お母さんたちの顔を見たら少し緊張がほぐれたこどもたちですが、すぐにお仕事開始です。
まずは機内アナウンス。担当は、ビシッとジャケットを身に着けたあんちゃんです。
「みなさま。本日はANAキッザニア甲子園空港行き0001便をご利用いただきまして、ありがとうございます…」
と機内アナウンスが始まると、お母さんたちからは「きゃぁ~」と、小さく驚きの声が上がります。本物そのままのアナウンスの音質や普段見ることのないこどもたちの真剣な姿に感動した様子。同時に、どこか少しハラハラした気持ちもあったのかもしれません。
そんなお母さんの心配をよそに、あんちゃんは見事にアナウンスをやり遂げました。

続いて機内安全の案内です。しょうたろう君とあんちゃんが揃って通路前面に登場。スーパーバイザーのアナウンスにあわせて、シートベルトの着脱法や救命胴衣の利用法を実演します。
しょうたろう君は何度も予習して「小学生だから大丈夫!」と元気に客席の前に立ちます。教えてもらった通りにしっかりとお仕事をこなしました。

次はお待ちかねの機内食。エプロン姿のひなちゃんが、カートを押して登場です。お客様役のお母さんの横に止まると、しっかり目を見て「ビーフ オア フィッシュ?」と聞けました。
えっ?英語?
そうなんです。機内食は英語でサービスをします。キッザニアではこどもたちが楽しみながら英語に触れられるよう、すべてのパビリオンで英語を使うシチュエーションが用意されています。お母さんも「フィッシュ プリーズ」と英語で答えてくださいね。

機内食を一生懸命用意してサーブするひなちゃんの姿に、お母さんも胸を打たれた様子。ハラハラする場面もありましたが、お客様役のお母さんは助けたり声をかけたりしないのがルール。こどもが自分でやりきることに意義があります。ひなちゃんも「英語が難しかった…」と言いながらも、無事サービスができて、満足そうな表情を見せていました。
機内では保護者がこどもたちの体験している様子を撮影することができます。かわいいキャビンアテンダントの姿は、家族の素敵な思い出になりますね。

キャビンアテンダントの仕事の所要時間は約25分。最後にお給料として専用通貨キッゾをもらって終了です。
体験後、3人はそろって「緊張したけど、上手にできたと思う!」と嬉しそう。この自信もまたキャビンアテンダントの仕事で得たもののひとつです。
そして、あんちゃんは「大きくなったら本当に飛行機の人になりたい!」と声を弾ませていました。大好きなママ、パパとオーストラリアへ行きたいんですって。