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掲載日:2020.05.13

【ドッグトレーナー監修】犬が怖がる音、その理由や怖がる仕草は?おびえる犬への接し方、改善方法は?

犬の多くは、雷や花火などの大きな音を苦手としています。犬が怖がる音には、そのほかどんなものがあるのでしょうか。恐怖を感じた犬が見せる仕草や反応、その理由も解説していきます。怖がる犬を落ち着かせたり、苦手な音に慣らす方法についてもご紹介。しっかりチェックして、犬との暮らしに役立ててくださいね。

大きな音を犬が怖がる理由は?

大きな音を犬が怖がる理由は?
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音以上に空気の振動が苦手

犬が怖がるものとして有名なのが雷の音です。
空に轟く大きな雷の音は人間でも怖いものですよね。

しかし、雷の音を録音してスピーカーで犬に聞かせても、本物の雷と同じようには驚かないのだそう。
このことから、犬は雷の音だけが怖いのではなく、音以上に、空気の振動や揺れに恐怖と不安を感じていることが分かります。

花火などの爆発音も嫌います。
花火も雷と同じく、音とともに、爆発する際の衝撃波によって空気が振動しているからです。

犬が怖がる代表的な音は?

犬が怖がる音は日常にさまざまに存在しています。
代表的なものを紹介します。

  • 雷や地震、台風(風)などの自然の音
  • 掃除機、ドライヤー、洗濯機などの家電製品の音
  • バスやトラックなど大型車のエンジン音
  • 花火の音

ほかにも、工事現場の音や踏切音など、犬によって苦手とする音はまだまだあるでしょう。

犬が怖がる仕草は?

犬が怖がる仕草は?
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ボディランゲージから感情を読みとく

犬は、目や耳、口などの表情、尻尾、姿勢、体全体を使った動作などで感情を表現しています。
犬の心理を伝えるこうした方法を、ボディランゲージといいます。

恐怖をしめす代表的なボディランゲージに、耳が後ろに傾き、口を真一文字に結ぶ表情が挙げられます。
とくにポイントになるのが、耳の傾き具合です。
平常心である通常の状態では耳は真っすぐ立っているので、耳の位置を注意して見るようにしましょう。

また、身体の動作でいうと、恐怖心と防御のために体勢が低くなり、腰が引けた状態で尻尾が下がります。
そして、背中の毛が逆立ちます。
やはり耳が後ろに傾き、より恐怖心が強くなると、尻尾を股の間に巻き込んで挟んだ状態になります。

さらに萎縮した状態になると、地面に伏せてしまいます。

犬が怖がる音、落ち着かせ方は?

犬が怖がる音、慣らす方法は?
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怖い音をシャットアウトする

ボディランゲージから犬が恐怖を感じていると察した場合、飼い主さんとしてはどうにか落ち着かせたいと思うものです。

まず、環境やその場の状況を変え、恐怖を感じている対象から犬を遠ざけましょう。
今以上の刺激を与えず、音が聞こえないようになるべく遮断します。

雷などの自然現象や、バスやトラックなど大型車のエンジン音など、家の外で生じる突発的な音は対処が難しい場合もありますが、室内であれば窓やカーテンを閉めたり、部屋を移動するなど、防音環境を整えて音が届かないように工夫してください。

過剰な声掛けは逆効果

犬への接し方は、「何もしない」で、いつも通りに振る舞うことが大切です。
なだめるために声をかけたり、落ち着かせようと身体を揺すったりすると、余計に怖がってしまう場合があるので注意しましょう。
ましてや「ダメ!」などと怒ったりすると、恐怖心をいっそうあおることになってしまいます。

「大丈夫だよ」「怖くないよ」とつい声をかけたくなりますが、犬は、たとえば「大丈夫だよ」の言葉の意味を理解していません。
「大丈夫だよ」という言葉が、「自分にこれ以上危害が加わらない」という犬自身の経験に結びついたキーワードでない限りは、まったく意味をなさないのです。

そのため、飼い主さんが犬を落ち着かせようとしてたくさんの言葉をかけても、多くの場合意味を理解できないので、余計に混乱して不安な気持ちが増してしまいます。

気をそらす

「犬の気をそらす」ことは、手間がかからず簡単に実践できるものの一つでしょう。
とっておきのおやつや、お気に入りのおもちゃなど、犬が好きなことや楽しいと思えることで犬の注意を引き、一緒に遊ぶなどして恐怖心を紛らわせましょう。

犬が怖がる音、慣らす方法は?

犬が怖がる音、慣らす方法は?
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音を聞かせて少しずつ慣らしていく

不安な気持ちや恐怖心を完全に取り去ることは難しいかもしれませんが、音を聞かせることで少しずつ慣れさせることはできます。

系統的脱感作法という行動療法の一つが、一般的なものとして挙げられるでしょう。
怖がる対象の音を録音して聞かせ、段階的に慣らしていくという方法です。

最初は小さな音から聞かせ、少しずつ音量を上げていきます。
おとなしく聞いていられたら、そのつど褒め、ごほうびをあげましょう。
毎日続けて、だんだんと日常に聞こえる程度の音量まで上げていきます。
リラックスしながら徐々に慣らしていくことで、不安や恐怖を解消していくことができます。

ただし、嫌いな音を聞かせるのですから、無理に慣れさせようとすると逆効果になることもあります。
愛犬の様子に十分注意しながら行いましょう。

雷の音はウーハーで再現

雷の音や振動を再現することはなかなか難しいですが、ウーハー(重低音を再生するスピーカー)を使って雷に慣らしていく方法があります。
重低音を響かせることで、窓ガラスが震えるような空気の揺れを生じさせ、雷の音と振動を再現します。

慣れるまでは近づかない

そもそも怖い対象に近づかないことも重要です。
たとえば花火が苦手ならば、花火大会の会場に連れていかないなどの配慮が必要でしょう。

花火大会など日程が分かるものや、台風のシーズンなど、対象物が事前に把握できる場合には、窓はもちろん、雨戸やカーテンを閉め、外からの音が聞こえづらい部屋に移動するなど、先回りして対策を行なってください。

犬が怖がる まとめ

花火や雷など、大きな音や空気の振動で犬が怖がったときは、過剰な反応はしないでおきましょう。
愛犬の表情や仕草を気にかけながら、いつも通りの行動を意識して、その場をやり過ごすのがベストです。
怖い音から愛犬を守るためには、まずは愛犬が嫌いな音を把握すること。
無理は禁物ですが、少しずつ音に慣らしていったり、防音対策を施したり、工夫できることからはじめてみてくださいね。
また、過度に不安を感じている場合は、場合によって薬などを処方しながら治療しなければならないこともあるため、飼い主さんだけで無理に改善しようとはせず、恐怖心の強さによっては問題行動の修正を専門にしている獣医師やトレーナーに相談してください。

ライター:石川 明加 Haruka Ishikawa
監修者:鹿野 正顕(学術博士)

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