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掲載日:2020.11.12

【ドッグトレーナー監修】お散歩中になんでも食べる?犬の「拾い食い」をしつける方法、防止方法をご紹介!

愛犬に拾い食いのクセがある場合、飼い主さんは毎日のお散歩で神経を尖らせることになり、楽しいはずの運動時間もハラハラしっぱなしに。嘔吐や下痢などの症状が出ればなおさら不安になります。ここでは、犬が拾い食いをしてしまう原因や対処法、しつけ方法などをご紹介していきます。愛犬の命を守るためにも、確認しておきましょう。

何を食べたかわからない不安に悩まされる ━━ なんでも食べる犬の拾い食い、その原因とは

何を食べたかわからない不安に悩まされる ━━ なんでも食べる犬の拾い食い、その原因とは
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犬には汚い、キレイといった概念はないため、「地面に落ちているものは汚い」「食べると体調を壊してしまう」などと理解するのは難しいことです。

“食べること”は生きていくための基本的行動であるため、明らかに食べられないものや、口に入れて不快を感じるようなものでもなければ、食べてしまうのは犬にとっては自然なことです。

また、狩猟本能で拾い食いをしてしまうこともあります。
落ちているものが風で急に動いたときなど、本能的に追いかけて口に入れてしまうこともあります。
葉っぱが風に吹かれて動いただけでも、好奇心の強い子や様々なものが目新しく珍しい子犬、猟犬として活躍してきた歴史がある犬種は、口に入れてしまいます。
食べようとして口に入れているわけではありませんが、犬は口に入れたものを丸呑みしやすいため、結果として食べてしまうことがあります。

人間には理解しがたい「拾い食い」という行動は、犬にとってはおかしなことではありません。
自然的な行動であることを飼い主さんは理解しなければいけないでしょう。

注意!拾い食いをしてしまう犬が食べてしまいがちなモノ

注意!拾い食いをしてしまう犬が食べてしまいがちなモノ
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犬が食べてしまいがちなものを知っておけば、効率よく拾い食いを避けることができます。

まず、もっとも拾い食いをしやすいシーンのひとつがお散歩中です。
お散歩中には、道に落ちている虫や葉っぱ、石などを口に入れてしまうことがあります。
また、道ばたに落ちている生ゴミなど食べ物がついているものを食べてしまうこともあるでしょう。

生ゴミに関しては、拾い食いした食べ物が腐っていたり、ほかの動物のフンや寄生虫などがついている場合があるため、体調を崩してしまうのでとくに避けたいものです。

また、お肉のいいにおいが付いている「焼き鳥の串」などは、飲み込んでしまうとお腹の中で刺さってしまう可能性もあるため十分に注意しなければなりません。

家の中でも拾い食いをしてしまうことがあります。
とくに注意したいもののなかで多いのが「犬のおもちゃ」です。
ぬいぐるみやボールなど、飲み込んでしまうと消化もできず腸などに詰まってしまうため、手術が必要になってしまいます。
犬用のおもちゃを与えっぱなしにする飼い主さんもいますが、飲み込んでしまうと非常に危険なので、遊ぶとき以外は必ず犬の手の届かない場所にしまっておきましょう。

さらに怖いのが、飼い主さんや家族が飲む薬を誤って食べてしまうことです。
犬の健康や命にも関わってくるため、薬の保存には十分に注意しましょう。

犬が口に入れたら危険なものを遠ざけておくため、届くところにゴミ箱を置かない、おもちゃを与えっぱなしにしない、薬は犬が開けられないところにしまう、など家族みんなで徹底することが大切です。

拾い食いをするとどんな症状が起こる?勝手に出てくるの!?

拾い食いをするとどんな症状が起こる?勝手に出てくるの!?
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犬が拾い食いをした場合、どんな症状が起こるでしょうか。

健康に害がないものであれば、通常の便と一緒に出てくることもあります。

しかし消化できたとしても、タバコなど飲み込んだものによっては中毒を起こしてしまうこともあります。
さらに、拾い食いをしたものによっては、嘔吐や下痢などの症状を引き起こしてしまうことがあります。
寄生虫の卵がついているほかの動物のフンなどを口にしてしまった場合も、寄生虫に感染して下痢や貧血などの症状がみられるでしょう。

また、拾い食いをしたものが、食道や胃、腸などに詰まるおそれも考えられます。
犬は口に入れたものをよく噛まずに飲み込んでしまう習性があるため、家の中に置いてあるおもちゃや道で落ちている石をそのまま飲み込んでしまうことも。
おもちゃや石は消化できないため、腸閉塞を引き起こしてしまうおそれがあることを理解しておきましょう。

また、犬に害を及ぼすネギ類やチョコレートなどを拾い食いしてしまった場合、最悪命を落としてしまうケースもあるため、万が一口に入れてしまったらすぐに動物病院へ連れていきましょう。

「吐かせる」はOK?いけないものを食べてしまったときの正しい対処法

「吐かせる」はOK?いけないものを食べてしまったときの正しい対処
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犬が拾い食いをしてしまったら、「すぐに吐かせなければ」と思う飼い主さんも多いかもしれません。
しかし、飲み込んでしまったものを無理やり吐かせるのはNGです。

無理に吐かせてしまうと、

●吐き出したものを喉に詰まらせる
●吐いたものを吸い込み、肺炎になる
●ものによっては、食道や気道を傷つけてしまう

ことが考えられます。

また、無理やり口に手を入れて取り出そうとすると、食事や遊んでいるおもちゃも飼い主さんに取り上げられてしまうと学習してしまい、これらを飼い主さんから守ろうとして威嚇したり咬みつくようになってしまうこともあります。

そのため、どのようなものでも飲み込んではいけないものを飲んでしまった場合は自己判断で対応はせず、すぐにかかりつけの動物病院に相談してください。

何を食べたかわかるときは、「何を食べたのか」「どのくらいの量か」「拾い食いした時間はいつ頃か」を獣医師に伝えましょう。

拾い食いをやめさせる、正しいしつけ方

拾い食いをやめさせる、正しいしつけ方
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家の中の拾い食いをしないようにするためには、環境設定が一番大切です。

●犬に害があるものは必ずすぐに片づけるor犬の前では出さない
●キッチンなど口に入れては危険なものが置いてある場所にはゲートなどを利用して入れないようにする
●犬が届く場所には基本的にものを置かない

などといった対策を取る必要があります。
人間の赤ちゃん同様に、犬も自分の意思で口の中に入れていいものといけないものを判断させることはとても困難なことです。
犬が危険な目に合わないようにするためにも、飼い主さんが配慮しましょう。

また、拾い食いしてしまいそうな道をお散歩しているときは、リードを短めに持ち、愛犬が自由に近づいて咥えられる範囲を小さくしておくのがポイントです。
さらに、お散歩中にも大好きなおやつなどのご褒美を与え、コミュニケーションをとりながら歩けば、飼い主さんへの期待のまなざしが増え、落ちているものへの意識を減らしたり引っ張りの防止にもつながります。

それでも拾い食いが直らないときは、必ず専門家に相談することも検討してみてください。

拾い食いをした犬へのNG対応3つ!やってはいけない対処法とは

拾い食いをした犬へのNG対応3つ!やってはいけない対処法とは
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拾い食いをしてしまった犬に対して、やってはいけない対処法があります。
意外とやってしまう飼い主さんも多いので、しっかりと確認しておきましょう。

NG対応①【無理やり吐かせる】

先述の通り、拾い食いをして飲み込んでしまったものを無理に吐かせてしまうと、肺炎になる、気道を傷つけるなどのデメリットが生じる場合があります。

飲み込んでしまったものに対しては、残念ながら飼い主さんができることはありません。
無理に吐かせることはせずに、かかりつけの動物病院に相談してください。

NG対応②【叱る】

愛犬が拾い食いをしてしまったら、反射的に「ダメ!」と叱りつけてしまいがちです。
しかし、冒頭でご紹介した通り、拾い食いをするのは犬にとって普通のこと。
何もおかしなことはありません。

拾い食いをしてしまったことに対して叱るよりも、まずは何を食べてしまったのか確認する、害があるものの場合すぐに動物病院に連れて行くなど、そのときに必要な対応を取りましょう。

犬にとって拾い食いをすることは普通のことなので、飼い主さんが拾い食いをしないように気を配ることの方が先決です。
拾い食いそのものに焦点をあてるよりも、「飼い主さんの許可が出たものを、許可した時に食べる」というしつけをしっかりと行いましょう。

NG対応③【無理やり取ろうとする】

拾い食いをしたときに、口の中にあるものを「ダメ」と大声を出しながら取り出そうとしてしまっていませんか?実はこの行為もNGです。

飼い主さんが慌てて愛犬の口の中にあるものを取ろうとすると、犬は「飼い主さんに取られる!」と思い、急いで飲み込んでしまうおそれがあります。

また、せっかく口にしたものを取られたくないがために、飼い主さんに噛みついてしまうこともありえます。

慌てれば慌てるほど、愛犬が飲み込んでしまったり噛みついてしまったりする危険性が高くなるため、拾い食いをしてしまったときでも慌てずに対処するのが重要です。
このときのためにも、「ちょうだい」のしつけをしっかりと行っておくとよいでしょう。

まとめ

拾い食いをすることは、犬にとっては自然なことです。
そのため、頭ごなしに叱りつけたり、無理に口の中のものを取ろうとするのは避けましょう。
健康を害さないために、無理に吐かせることもタブーです。

万が一、愛犬が拾い食いをしてしまったときは、動物病院に相談してください。
拾い食いを繰り返さないためにも、普段のしつけを徹底する、専門家に相談するなどして予防してあげましょう。

ライター:PECO
監修者:鹿野 正顕(学術博士)

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