
街歩きも雄大な自然も楽しむ旅
道都・札幌や、「北のウォール街」と呼ばれた商都・小樽、そして空の玄関口である新千歳空港もあり、北海道の中央部分にあたる道央は、北海道の経済の中心的エリア。街歩きをするだけで旅の楽しさを感じられます。
それと同時に、美しい姿の山々が鎮座し、素晴らしい青さの海にも面し、北の大地ならではの雄大な自然をたっぷりと味わうことができるのも、道央の魅力です。
そんな夏の道央で味わえる、体験の一部を、ご紹介します。
歴史に育まれた街を歩く

明治時代に開拓されてから急速に発展した札幌には、その歴史を色濃く残す建造物が残されています。シンボルとなっている時計台や、赤レンガ造りの旧道庁などもそうした遺産のひとつです。どちらからもほど近く、市民の憩いの場所でもある大通公園もぜひ訪れたいところ。ここに出店される「とうきびワゴン」は、夏の札幌の風物詩。香ばしくて甘い焼きとうもろこしをかじりながら歩けば、旅の思い出はさらに楽しいものになるはずです。
同じく街歩きが楽しい小樽は、運河と共に発展した北の商都。レトロなガス灯が並び、石造りの倉庫群が残る小樽運河沿いをそぞろ歩くと、ロマンチックな気分に満たされます。
ダイナミックな自然に感動する

道央は、自然の姿に感動できる場所も豊富です。たとえば星野リゾートトマムの雲海テラスでは、気象条件さえそろえば雲海の絶景を見ることができます。眼下に広がる雲の絨毯は、吸い込まれてしまいそうな迫力。その幻想的な美しさを、生涯忘れることはないでしょう。
また、断崖絶壁が続く海岸線から海をのぞむ、積丹・神威岬の風景も壮大です。積丹ブルーとの呼び名があるほど特別な色合いに染められた海は、眺めているだけで涙がにじむほど神秘的な美しさです。積丹半島は、良質なウニの一大産地としても知られる場所。旬を迎えた朝獲れの積丹ウニを味わう贅沢も、ここならではの特別な体験です。
思い切り自然の中で楽しむなら、ニセコ地域に出かけるのも素敵です。蝦夷富士とも呼ばれる羊蹄山とニセコ連山に抱かれ、どこまでも透き通った尻別川が流れるここでは、ラフティングやキャニオニング、熱気球体験など、バラエティに富んだアクティビティで大自然を満喫することができます。
札幌と新千歳空港の中間あたりに位置する支笏湖でも、カヌーを体験することができます。抜群の透明度を誇るこのカルデラ湖に浮かび、静けさに中に鳥のさえずりを確かめながらオールで水を掻くと、まさに自然と一体になった気分を味わえます。
この他、道央には、日本有数の温泉地として知られる登別温泉や、札幌の奥座敷の呼び名もある定山渓温泉など、素晴らしい温泉も点在。上質なお湯にゆっくりと癒される時間も、感動の旅の1ページに変わります。
- メインビジュアルは、札幌市時計台(初夏)イメージです。