
CA二人の普段の旅コーデは??

「Spick & Span」プレス担当の森田真央さん(最右)
今回のテーマは、「春の旅先ファッションコーデ」。
――旅先でのファッションといえば、流行や自分の好みを押さえつつ機能性・収納性などが重視されますよね。CAのおふたりは旅先でどんなファッションをすることが多いのでしょうか?
井上CA:スーツケースに収納することを考慮して、なるべくテロンとした、シワになりづらくかさばらない素材の服を持っていくようにしています。1枚で着られるので、ワンピースを持っていくことが多いですね。たくさん歩いたりアクティビティに参加したりする旅行の際はワイドパンツをはきますが、それも同じくシワになりづらくかさばらない生地のものを選ぶようにしています。
村中CA:わかります! 私もなるべくシワになりづらくて折り目がつかない生地の服を持っていきます。電車やバスでの移動が多い旅行ではパンツのときもありますが、旅先では基本、スカート派ですね。本当はワンピースがラクなのですが、身長があるのでなかなか合う丈のものがなくて…。
森田さん:どんなスカートをはくことが多いですか?
村中CA:プライベートではフレアスカートですね。ただフライトでステイの際は、断然タイトスカート率が高くなります。制服もタイトスカートなので、その方がなんとなく気が引き締まります(笑)。
中村さん:おふたりとも、シューズやバッグなどの小物類には何かこだわりがありますか?
井上CA:旅する場所にもよりますが、リゾート地に行くときはサンダルやビーチサンダルを持参します。あとは、歩きやすいペタンコのパンプスも必須ですね。私は服をシンプルにして、シューズやバッグで自分らしさを少しプラスすることを心がけています。一見シンプルに見えて、少しアクセントになるような装飾がついているパンプスなどが好きです。
村中CA:ヨーロッパなど、徒歩での移動が多い場合はスニーカーを持っていくことがあります。あとは私も、基本的にはペタンコのパンプスですね。バッグは、動きやすいリュックサックのときもあります。絶対にスーツケースに忍ばせていくのは、ロンシャンの折り畳めるバッグです。
井上CA:絶対に持っていくものといえば、カーディガンも。気温差が激しい場合や、ホテルの部屋が寒いことが多いので、カーディガンは必ず持っていきます。
村中CA:逆におふたりは旅先に、どんなお洋服を持っていかれますか? 気になります!
中村さん:私もワンピースが多いです。ドレープ性が高くて落ち感のあるものは本当に小さく小さく畳んでもシワが気にならないので、必ず旅行バッグには入っていますね。ブーツなどかさばるシューズは旅先まではいて行って、ペタンとしたスニーカーを持参することが多いです。
森田さん:1枚でも着られて、羽織りものとしても使えるシャツワンピースのように、ある程度着回しができるお洋服を持っていきます。
井上CA:お洋服に詳しいおふたりならではの、パッキングテクニックがあったら教えてください。参考にしたいです!
森田さん:テクニックというほどではないのですが、折りたたみすぎるとシワになりやすいので、お洋服はある程度畳んだら、くるくる丸めて小さくしてスーツケースに入れることが多いです。

――今年のトレンドを取り入れると、どのような旅ファッションがおすすめでしょうか。
中村さん:シーズンのトレンドとしてはリラックス感のあるスタイルが主流で、少しゆとりのある、着やすい素材とボリューム感のお洋服が増えています。ですので、旅行先でのリラックスしたシーンにもマッチすると思いますよ。
森田さん:そうですね。私の担当している「Spick & Span」ですと、ワンピースやオールインワンなどの種類が豊富で、旅行にもぴったりだと思います。テロっとした生地感のものも多いですし、先程おふたりがおっしゃっていたような“シワになりづらくかさばらない”という条件に合ったパンツやスカート、ブラウスも多数展開しています。
井上CA:私たちはお洋服にあまり詳しくないので、“テロテロした生地”や“光沢感のある生地”=シワにならない・かさばらない…みたいな表現をしてしまうのですが、具体的にはどんな生地のものを選ぶのがおすすめですか?
中村さん:ポリエステルやキュプラ繊維(高い耐熱性と切断・摩耗などに強い性質を持つ合成繊維)などが入っている生地ですとかなりシワになりにくいです。逆にレーヨンが入っているとテロっとしていてもシワになりやすいものもあるので、注意した方がいいかもしれません。
森田さん:逆にリネン混の生地はシワになりやすい印象があるかもしれませんが、風合いがガサっとしているので、多少シワが入ってもナチュラルに着ていただけると思います。
村中CA:確かに、少しシワがついてもあまり気にならないかもしれないですね!
――今季のおすすめのカラーについても教えてください。
森田さん:ピンクやイエロー、グリーンが軸になっていて、プラスαとしてブルーが入ってくる感じです。「Spick & Span」ではピンクでもベージュ寄りのもの、青みがかっているもの…など、同じカラーでもさまざまな色味をご用意しており、どんな方でも似合う一着が見つかると思います。今季は本当にカラーバリエーションが豊富なので、この後の服選びもきっと楽しみながらしていただけるはずです!
村中CA:ピンクやイエローはかわいいなぁと思うのですが、私は普段ブラックやネイビーばかり選んでしまうので、ちょっと抵抗があるかもしれないです…。
井上CA:私も…。どうしてもベーシックな色を選びがちになってしまうので…。
中村さん:ピンク、イエロー、グリーンといってもパキっとした感じではなく、パステルっぽい柔らかい色味のものが比較的多いので、「普段着ない色なので抵抗がある」という方でも、チャレンジしやすいと思いますよ!
プレスさんと一緒に、春旅に着たいコーディネートに挑戦!
ヒアリングを踏まえて、さっそくコーディネートスタートです!
井上CAは中村さんと一緒に「FRAMeWORK」から、村中CAは森田さんと一緒に「Spick & Span」からお洋服をチョイスすることになりました。

井上CAのコーディネートのテーマは「リゾートファッション」。春のリゾート地をまったりと満喫できそうなコーデを目指します!
「せっかくプロの方に選んでいただくので、普段は着られないような思い切ったカラーにも挑戦したいと思います!」(井上CA)

一方の村中CAのテーマは、「旅先での街歩き」。春風に乗って、のんびりと街を散策しながらショッピングやグルメを楽しむというイメージでコーディネートしていきます!
「『Spick & Span』は大好きで、よく着ています。レース地のスカートがお気に入りで、同じ型で2、3色持っているものもあります(笑)。流行りの色を着こなす自信は正直ありませんががんばります!」(村中CA)
できあがった「旅先春ファッション」がこちら!
井上CA

「ロングワンピースに太めのデニムの組み合わせで、高い身長を生かしたコーディネートにさせていただきました。ワンピースはロング丈ではありますが、両サイドにスリットが入っているので重たい印象にならないのがポイントです。印象的な鮮やかなピンクですが、リネン素材なので派手な印象になりすぎません。リネン素材はナチュラルな素材感で、少しくらいシワがついても気にならないのがいいところです。すぐに乾くため、旅先で気軽にお洗濯できますし、旅行にはぴったりかなと思います」(中村さん)


「バッグはシルク素材です。リネンにデニムだけですと素材感がややカジュアルになりすぎる印象がありますので、シルクのような質感の違うアイテムを取り入れることで上品さをプラスしています。流行りの明るいピスタチオグリーンのアクセントが映えるシューズも大人の上品さを引き出しています。こちらは天然石をイメージしたシリーズのもので、人気が高いです」(中村さん)
村中CA

パワーショルダーTシャツ/¥14,000+tax(uhr)、トルコレーススカート/¥16,000+tax(Spick & Span)
「レースのスカートを軸にコーディネートを組ませていただきました。こちらは『トルコレース』で、カラーは今季おすすめのピスタチオグリーンをチョイスしました。無地などのシンプルなトップスですとレーススカートはキレイになりすぎてしまうので、あえてボーダーを合わせて“フレンチシック”に仕上げてみました。上品さは残しつつ、ちょっと遊び心のあるスタイリングです。ポリエステルとラミー素材の、サラっと着ていただけるジャケットを羽織ることで、グッと全体が締まった印象になります。ジャケットをしっかり着ると上半身が重く見えがちなのですが、軽く羽織っていただくとすっきりさわやかな雰囲気になります。こちらのジャケットの素材はシワになりにくいので、くるくる丸めてパッキングしてもOKです!」(森田さん)


バッグ:LE TALON サイドファスナーフラップミニSD/¥5,900+tax(すべてLe Talon)
「足元はヒールにするとキメ過ぎになってしまうので、フラットシューズでちょっと抜け感を出しました。旅先でのスタリングなので、歩きやすくてリラックス感もあるアイテムを選んでいます。シューズとバッグの色はボーダーのブルーにリンクさせています」(森田さん)

「リゾート地を旅するときはわりと派手なカラーのワンピースを着ることもありますが、ここまで強めのピンクを着たのは初めてです。今日のようなジーンズと合わせれば、こういった強い色も普段着としても着ることができるんだなぁと、新たな発見がありました。学ばせていただきましたし、すごく楽しかったです!」(井上CA)
「率直に、“プロはすごい!”と思いました。ボーダーシャツにレースのスカートは絶対に自分では合わせられません。むしろ、NGな組み合わせだと思っていたくらいで…。実際に着てみて、“ボーダーとレース、ブルーとグリーンってこんなに合うんだ! かわいい!”と、びっくりしてしまいました。また、シューズの一部の色とバッグの一部の色が同じなだけでこんなにもしっくりくるスタイリングになるんだと、勉強になりました! トータルコーディネートってこういうことなのかというのが、少し理解できた気がします」(村中CA)

いかがでしたか? 実際に旅先ファッションの参考にするのはもちろん、“春旅気分を味わう”ファッションとして、取り入れてみるのもおすすめです。明るいカラーを身に着けて、ぜひ春を満喫してはいかがでしょうか。
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- 記載の内容は2021年2月現在のもので、変更となることがあります
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