
日本の秋を彩る風物詩の紅葉。世界のなかでも26もの種類の紅葉があるのは日本だけだそうです。彩りの豊かさが織りなす自然のモザイクアートを満喫する旅に出てみませんか。
色とりどりの紅葉は世界に誇る日本の財産

幾多ある樹木のなかでも一般的に紅葉がみられるのは落葉広葉樹のみ。その落葉広葉樹が分布しているのは日本をはじめとした東アジア、ヨーロッパと北アメリカに限られており、前述したとおり、日本はその中で欧米の13種類にくらべ2倍、実に26種類もの紅葉が存在しているのです。
そんな日本ですから、紅葉の名所は北海道から九州まで全国各地。日本人は古来からその彩りを慈しみながら、場所によっては借景といわれる技法で紅葉と建造物とを調和させ、ひとつの風景美として楽しんできました。
自然美として紅葉を楽しむ

青森の八甲田山ロープウェーに乗り、紅葉の上を空中散歩したり、宮城の鳴子峡で、橋から高さ100メートルの絶壁に映える紅葉を愛でたり。福島の磐梯吾妻スカイラインで紅葉のなかをドライブしたり、北海道の定山渓でカヌー、埼玉長瀞は木舟で川下りしながら両岸を埋め尽くす紅葉を愛でたりなど、雄大な自然のなかで紅葉を楽しめる場所は枚挙にいとまがありません。
歴史の香りとともに紅葉を愛でる

寺社仏閣と紅葉のマリアージュを満喫したい人にとっても、京都や鎌倉をはじめ、高尾山、北野天満宮や大阪城公園、成田山新勝寺など、こちらも場所選びに迷うほど。昔の人々がその叡智を結集した借景の美に、深い安らぎを感じることでしょう。
また、これらの名所のほぼすべてにご当地グルメや温泉が存在しており、細かいニーズに合わせ満足度の高い旅をデザインできるという嬉しい悩みもあります。
息を呑むほど美しい自然のモザイクアートで彩られた、生涯忘れられない秋をANAでデザインしてみてください。
- メインビジュアルは、紅葉の十和田湖(イメージ)です。
ライター:Fumiki(Two Doors)