
イタリアン・グレーハウンドの散歩開始は?

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イタリアン・グレーハウンドに限ったことではありませんが、どの犬種でもお散歩を始めるのは、ワクチンプログラムが終了してからが基本。
ワクチン接種が終わっていないのにお散歩をしてしまうと、病原菌や細菌に感染してしまうリスクが伴います。
犬には、感染力が強い病気や特効薬がない病気のほか、後遺症が残りやすい病気があるため、ワクチン接種は必須です。
しかし、社会性を身につける意味を込めてワクチンプログラムが終了する生後4ヶ月よりも前に、外の刺激を受けた方が良いともいわれています。
ワクチンの接種が終わる前に外出する場合は、拾い食いや他の犬と触れ合うことがないようにしましょう。
地面にはおろさずにクレートやスリング、抱っこで過ごすのがおすすめです。
初めてお散歩する時はどうしたら良い?
小型犬でありながら、高い運動能力を持っているイタリアン・グレーハウンド。
活発で運動が大好きではありますが、その体格は骨が細いのが特徴です。
子犬の時期の骨は特に弱いため、激しい運動は避けるのが無難でしょう。
また、愛犬の安全を守るためにも、首輪やハーネスを着用し、リードをしっかりと握ることを心がけてください。
イタリアン・グレーハウンドは頭が小さく、首輪が抜けやすいため、サイズ調整をしっかり行うことも大切です。
また、首も細く首輪の衝撃で首を痛めやすいため、首輪を使うのであれば幅が広いものにし、できる限りハーネスを使って散歩をしたほうが負担が少ないでしょう。
イタリアン・グレーハウンドの散歩は毎日?

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先述の通り、イタリアン・グレーハウンドは小型犬でありながら活発で運動が大好きな犬種です。
ストレスを溜めないためにも、出来る限り毎日お散歩してあげるのが望ましいでしょう。
お散歩を怠ってしまうと、肥満になるおそれがあります。
イタリアン・グレーハウンドは足の骨が細いため、肥満になると骨に大きな負担がかかり、関節などを痛めてしまうことも。
体重管理をしながら、毎日お散歩をしてあげましょう。
雨の日、忙しい時、お散歩はどうする?
毎日お散歩するのが好ましいですが、飼い主さんの都合や雨・雪などの天候によって、お散歩ができないことも考えられます。
天候が悪い日に無理にお散歩に出かけてしまうことで、飼い主さんも愛犬も視界が悪くなり危険な目に合ってしまっては大変です。
お散歩に出かけられない日は、室内遊びに切り替えるのがおすすめ。
愛犬が好きなおもちゃを活用し、遊ばせてください。
その際は愛犬が怪我をしないよう、障害物となる家具や荷物は端に寄せ、広い空間を作ってあげましょう。
あわせて、滑りやすいフローリングには絨毯を敷くなどの対応をとってあげてください。
イタリアン・グレーハウンドの散歩の回数や時間

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イタリアン・グレーハウンドは、毎日2回、1回につき30分程度のお散歩をするのが好ましいでしょう。
運動不足になるとストレスを溜める原因にもなるため、愛犬の様子をみながらお散歩時間を調整してあげてください。
また、お散歩以外に遊ぶ時間も設けてあげましょう。
イタリアングレーハウンドは、獲物を走っておいかけて捕まえるために改良された犬種なので、遊びを通して狩猟本能を満たすことが大好きです。
引っ張りっこやボール投げなどの遊びは、散歩より運動量が多くストレス発散にも効果的なので、遊ぶ時間も積極的に設けてあげましょう。
イタリアン・グレーハウンドの散歩の注意点

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イタリアン・グレーハウンドの健康と安全を守るためにも、お散歩時の注意点を知っておかなくてはいけません。
季節によってお散歩時に必要な対策があるため、事前に確認しておきましょう。
寒さに弱い犬種のため、冬の散歩は十分注意を
イタリアン・グレーハウンドは、寒さにとても弱い犬種です。
冬のお散歩時には、犬用の防寒具を着せる、靴を履かせるなどをし、体温管理を行いましょう。
洋服や靴を嫌がるケースもあるため、少しずつ慣らしていってください。
あわせて、冬のお散歩は気温が高い時間を選びましょう。
1日2回のお散歩が難しい場合は、1回のお散歩時間を増やす、室内遊びに切り替えるなどもおすすめです。
夏は「熱中症」に要注意
犬は人間より低い位置を歩くため、地面からの照り返しの影響を受けやすいものです。
夏の暑い時間帯にお散歩に出かけてしまうと、体が熱くなり、熱中症になる危険があります。
さらに、熱を持ったアスファルトの上を歩くことで、肉球が火傷をしてしまうことも考えられます。
夏の暑い日は、暑さが和らぐ時間帯、つまり早朝と夜を選んでお散歩に出かけてください。
イタリアン・グレーハウンドの散歩時のトイレ

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イタリアン・グレーハウンドに限らず、どの犬種でも、お散歩時に排泄した場合は持ち帰るのがマナーです。
そのため、お散歩時には必ずウンチ袋を持って出かけてください。
お尻が汚れてしまった時に拭けるように、ウェットティッシュも持って出かけると便利です。
イタリアン・グレーハウンドが散歩を嫌がる理由

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運動が大好きなイタリアン・グレーハウンドがお散歩を嫌がる仕草を見せたら、飼い主さんは心配になってしまうでしょう。
なかには、お散歩が嫌いな子もいるかもしれません。
イタリアン・グレーハウンドがお散歩途中に歩かなくなってしまったら、周辺に愛犬が嫌がるものがないかチェックしてみてください。
何かに警戒して、お散歩を嫌がる仕草を見せている可能性が考えられます。
また、首輪を嫌がり歩かないこともあります。
首輪に少しずつ慣らしてあげるとともに、ハーネスに変えるなどの対応をとりましょう。
体調不良で歩かないこともあるため、愛犬の体を触る、様子を見るなどして、愛犬の体調を確認することも大切です。
吠える時
お散歩を嫌がる仕草を見せた時同様、何かに警戒して吠えていることが考えられます。
愛犬が急に吠えたら、周りを確認するようにしましょう。
飼い主さんに甘えて、歩くのを嫌がったり、吠えてしまったりすることもありますが、抱っこを拒否するのはやめましょう。
犬が甘えて抱っこをせがむということは、何か脅威を感じて助けを求めているときです。
そのようなときは、怖がる対象に慣らす練習をしたり、練習が難しいのであれば抱っこをしてすぐにその場から離れるようにしましょう。
日頃から、恐怖心を感じにくい場所を選んで散歩をしてあげることが大切です。
イタリアン・グレーハウンドの散歩後のケア

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お散歩から帰ったら、家に入る前に足を拭いてください。
基本的には、乾いた布で拭く、汚れが気になる所を濡れたタオルやウェットティッシュで拭くだけで問題ないでしょう。
草むらを歩いたり、水たまりに入ってしまったりして汚れた場合は、ぬるま湯で優しく洗ってください。
その際、濡れたまま放置すると雑菌が繁殖することもあるため、水分がなくなるまでしっかりと拭く、もしくはドライヤーで乾かすなどしてあげましょう。
イタリアン・グレーハウンドは抜け毛が少なく、お手入れが簡単な犬種です。
毎日のようにブラッシングする必要はないため、週に1~2回程度、お散歩の後にブラッシングしてあげるようにしましょう。
まとめ

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小型犬でありながら、運動するのが大好きなイタリアン・グレーハウンド。
運動不足から肥満になると、細い足の骨に負担がかかってしまいます。
肥満予防やストレス発散など、愛犬の健康を維持するためにも、毎日お散歩に出かけてください。
イタリアン・グレーハウンドの場合、特に寒い冬のお散歩に注意が必要です。
十分な対策をとり、安全にお散歩を楽しみましょう。
- メインビジュアルは、イメージ(pixta_54132253)です。